現地時間3月10日、マイアミ・ヒート対ワシントン・ウィザーズの試合でバム・アデバヨが83得点を記録。試合は150-129でヒートが勝利。アデバヨは43フィールドゴール中20本を決め、またフリースローも43回中36回成功、1試合得点数83得点により1試合における1選手の得点数歴代2位となった。アデバヨより得点数が多いのは言わずもがな、NBAスーパーレジェンド、ウィルト・チェンバレンによる100得点だけだ。
ここ数年でアデバヨのように1試合で爆発的な得点を入れたスーパースターも数知れず、一試合ごとの平均スコアが上がるにつれ、大量得点の頻度も上がってきている印象だ。ここで、ここ数年の歴代1試合得点数のTOP3をアデバヨ含め、振り返りたい。
バム・アデバヨ/マイアミ・ヒート|Bam Adebayo/Miami Heat 【Center】

まずは件のバム・アデバヨ。マイアミ・ヒートの核でもあるアデバヨは、2025-26シーズンにおいて、ほぼダブルダブルの平均18.9得点9.8リバウンドを記録(2026年3月11日時点)。東京五輪とパリ五輪でアメリカ代表にも選出されており、両方でアメリカ代表による金メダル獲得の原動力となった。堅実でコンスタントな数字を残すことに長けた選手で、コロナ禍のNBAバブルの中、セルティックス相手にとどめのブロックを決めたプレイなど、記憶に残るプレーも多々ある。今回の83得点も、決めた20本中7本がスリーポイント、フリースローによる得点も36得点と幅広い得点力を証明し、見事歴代1試合得点数2位の座を奪った。
一方、トレカにおいては、かなり手に入れやすい価格帯の選手となっている。アデバヨのカードで歴代最高取引額は、2024年に落札された11,655ドル(約180万円)。通常のサインカードは1万円前後で取引されており、コレクションするには非常に集めやすい。同じドラフトクラスにジェイソン・テイタムや後述するドノバン・ミッチェルなどがおり、彼らの活躍に見劣りすることが多いが、この83得点を機会により多くのコレクターが注目することは間違いない。
ルカ・ドンチッチ/ロサンゼルス・レイカーズ|Luka Doncci|/Los Angeles Lakers 【Guard】

2024年1月26日、アトランタ・ホークスとダラス・マーベリックスによる148-143というハイスコアリングゲームが展開された。その中でも傑出していたのが、“Luka Magic”ことルカ・ドンチッチだ。この日、ドンチッチは73得点を決め、33フィールドゴール中の25本、16本中15本のフリースローを決めるなどスコアラーとしての格をバスケ界に見せつけてみせた。
長らくカード界でも高い評価を得ている、ルカ・ドンチッチ。公での最高取引額はPANINI社の最高級ブランド『フローレス』のルーキーパッチオートグラフカードで、取引額は312万ドル(約4億9300万円)が2022年に記録されており、今でもこの取引額からトレカ市場へ影響を与えている。マーベリックスからレイカーズに移り、より拡大したファンベースを前にチームを優勝に導けば、より一層評価が進むだろう。
ドノバン・ミッチェル/クリーブランド・キャバリアーズ|Donovan Mitchell|/Cleveland Cavaliers 【Guard】

2023シーズンでは、約1カ月半の短い間に、71得点を記録をしたガードが二人存在する。そのうちの一人がドノバン・ミッチェルだ。クリーブランド・キャバリアーズに移ったのち、シカゴ・ブルズ相手に71得点。1月2日に145-134のオーバータイムでの試合で、合計50分プレイしチームの約半数の得点を稼いだ。2017年のデビン・ブッカー以来の65得点越えとなり、大きく話題を呼んだ。
ドノバン・ミッチェルほどのスコアラーでも、トレカにおけるあまり評価が高くない。2022年に72,000ドル(約1130万円)で取引されたカードがミッチェルのカードの中では最高値となるが、トップスターたちと比べれば、どうしても見劣りしてしまう額なのは間違いない。逆に考えれば、スーパースターの中では比較的コレクションしやすく、1万円から3万円前後でも直筆サインカードが手に入る、コレクターにとっては嬉しい選手だ。
デイミアン・リラード/ポートランド・トレイルブレイザーズ|Damian Lillard|/Portland Trailblazers Guard

ドノバン・ミッチェルが71得点を記録した1か月半後、2月26日にポートランドでデイミアン・リラードも71得点を決めた。随一の武器であるスリーポイントシュートを13本決め、試合の後には薬物検査をされたという逸話までついた。ハイスコアラーとして名高いリラードだけあり、50得点以上記録した試合は2026年3月時点で15試合もあり、さすがと言えるだろう。
2021年に87330ドル(約1380万円)でリラードのトレーディングカードの最高取引額が記録されて以来、怪我続きということもあり、リラード単体カードの最高額はまだ更新されていない。リラードもミッチェルと同じく1万円前後から取引されているサインカードもあり、コレクションしやすいスーパースターの一人だ。
文:蛭子(ミント新宿店 副店長)
MLB・NBA・NFL、その他数々のアメリカンスポーツを愛する生粋のボストンっ子。
現地観戦やファンベースでの経験を活かし、豊富な知識とともに、スポーツへの熱い思いを店舗でも日々発信中。
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