【コラム】笠りつ子が5年ぶり7度目の優勝! 握ったこぶしから思いが伝わる初「エポワン」!

「Vポイント×SMBCレディスゴルフトーナメント」の最終日が3月21日、紫カントリークラブ すみれコースで行われ、笠りつ子(PGM)が4バーディー、2ボギーの70で回り、通算3アンダーの213で優勝した。

2021年6月のヨネックス・レディス以来、5年ぶり7度目の優勝を飾った。昨季年間女王の佐久間朱莉、神谷そら、鈴木愛らとの混戦を制した。

「5年間、最終日で崩れることが多かった。たくさんの方から応援を受け、とにかく1勝したい、その気持ちでここまできた」

1打差2位から出ると、7番で2個目のバーディーを奪って首位に立った。9番のボギーで、再び陥落も13番でバーディーを奪取。しかし、17番のボギーで、神谷と通算2アンダーに並ばれて最終18番に。ボギーをたたいた神谷に対して、バーディーを奪って決着をつけた。

2024年にシードを失った。昨季もメルセデス・ランキング56位でシードを得られなかった。最終予選会の結果で今季前半戦の出場権を得たが、今季も開幕から2試合連続で予選落ちしていた。

それでも、気持ちだけは折れなかった。MLBロッキーズに移籍した菅野智之投手とオフにトレーニング。38歳の笠にとって、NPBとMLBで長く活躍する36歳の菅野から、吸収するものは大きかった。今季からゴルフ場運営会社のPGMと新たに所属契約を結んだ。

「あきらめないで良かった。どんな時でも応援してくれる方々に感謝の気持ちでいっぱいです。もっともっときついこと楽しいことがある。下を向かず前を向いて強く優しいわたしで戦っていく」と話した。

「うれしいのは一瞬です。苦しい時が長い。この先のことを考えなくてはいけません。今日も来年はここにいないかもしれないと考えた」苦しんだ分、ベテランは大きく、強くなった。

エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」がJLPGAツアーのカード制作を始めたのは2021年9月から。笠の6勝目はカードにならず、今回が初の「エポワン」になった。握った右こぶしから喜びと力強さが伝わってくる写真が使われている。

Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。

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