
MLBロサンゼルス・ドジャースがシカゴ・カブスからFAしたカイル・タッカー外野手との契約に合意した。米メディアが一斉に報道した。タッカーは今オフのフリーエージェント(FA)市場のナンバーワン選手の評価を受けている。
報道によると、契約規模は4年2億4000万ドル(約380億円)で、契約2年目と3年目の終了後にオプトアウト権(契約破棄条項)が含まれている、という。6400万ドル(約101億円)がサインボーナスとして支払われ、契約のうち、3000万ドル(約47億円)が繰延払いで支払われる模様だ。
タッカー争奪戦は大詰めに差し掛かり、移籍先の最終候補に残ったのはトロント・ブルージェイズ、ニューヨーク・メッツ、そしてドジャースと言われていた。ブルージェイズのみが10年規模の長期契約に前向きで、メッツとドジャースは短期契約を狙い、メッツは年平均5000万ドル(約80億円)の4年契約をオファーしたと報じられていた。

その中で、ドジャースはメッツを上回る年平均6000万ドルの4年契約を提示。契約2年目と3年目の終了後にはオプトアウト権(契約破棄条項)が含まれている。タッカーは30歳で再びFA市場に出て、さらなる大型契約を目指せる利点もある。
1月17日に29歳を迎えるタッカーは2015年のドラフトで1巡目指名(全体5位)を受けアストロズに入団し、2023年に打点王のタイトルを獲得した。昨季、カブスに移籍し、136試合に出場して打率.266、出塁率.377、OPS.841、22本塁打、25盗塁をマーク。日本での開幕シリーズで来日した。
クローザーのエドウィン・ディアスと3年契約、内野の控えミゲル・ロハスと再契約、さらに内野手アンディ・イバニェスと1年契約を結ぶなど、弱点を埋める堅実な補強に動いていたドジャースが、またしても大物を獲得した。

タッカーは右翼を守り、2022年にはゴールドグラブ賞を受賞するなど、安定した守備力も魅力のひとつ。ドジャースは守備に不安のあるテオスカー・ヘルナンデスをレフトにコンバートすることで、チームの攻撃力・守備力の両面を強化できる。
唯一、気になるのは、タッカーの背番号。アストロズ時代は「3」、昨季はカブスで「30」を背負った。ドジャースでは背番号「30」をデーブ・ロバーツ監督が着用しており、指揮官が愛着のある「30」を譲るのか、タッカーが新しい番号を選ぶのか、注目される。
正式発表が待たれるが、入団会見でのドジャースのユニホーム姿が最初のトレーディングカードになりそうだ。全国区ともいえるドジャース加入で、タッカーのトレカの市場価格もさらに上がるのは間違いない。
追加)タッカーはアストロズ時代に影響を受け、尊敬するマイケル・ブラントリー元外野手の背番号「23」を選び、入団会見で新しいユニホームを着用した。TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」で早速、ファーストカードが作られたため、画像を追加した。

Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。



























