
今季、サイ・ヤング賞に輝いたポール・スキーンズ投手(ピッツバーグ・パイレーツ)のトレーディングカードは相変わらずの高い市場価格で取引されている。マウンドでの剛腕ぶりも健在で、ウィンターミーティングではWBCで米国代表の指揮を執るマーク・デローサ監督が侍ジャパン日本代表との決勝戦が実現した際には、スキーンズを先発に起用することを示唆した、という。
オフも話題に事欠かないスキーンズだが、その恋人のオリビア(リビー)・ダンさんのカードが今、話題になっている。
このカードは「2025 TOPPS ALLEN & GINTER BASEBALL HOBBY」に封入されているもので、ダンさんがパイレーツの帽子を被りポーズを笑顔をふりまいている。ダンさんにとっては「初めて」のベースボールカードと言えるかもしれない。TOPPS社では公式SNSで「HOTTEST CARD OF THE YEAR」(年間で最もホットなカード)として紹介しているほどだ。

ダンさんはスキーンズとルイジアナ州立大時代から交際。体操の米国代表だっただけでなく、現役の女子大生ながら、さまざまなSNSを合わせたフォロワーが1000万人を超えるインフルエンサーでもある。
昨年8月にはパイレーツ戦の始球式に登場し、スキーンズ相手に投球。体操選手らしく、投球後に側転からのバク転まで披露し大きな拍手を浴びただけでなく、ことあるごとに、スキーンズとのツーショットでのアツアツぶりが話題になってきた。オールスターゲームでのレッドカーペットショーにももちろん、手をつないで登場した。
ダンさんのトレカはLEAF社がサインカードも含め体操の演技シーンなどのカードを発行してきた。昨年オフにスキーンズが新人王に選ばれた際にTOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」から、「リアル」ツーショットカードが登場した。

新人王受賞が発表された直後、彼氏を熱く見つめ拍手するダンさん。そのシーンがカードになったのだ。「ポールのルーキーシーズンは、正直言ってユニコーンを見ているようでした。まるでおとぎ話みたいだった。ポールがエリートだと思うのはその考え方です。私も体操にそれを取り入れていますし、彼からアドバイスを受けることもあります。彼はとても規律正しいので、尊敬しています。彼を心から愛していますし、誇りに思います」などとSNSで綴る、さすがのインフルエンサーぶりを見せていた。
スキーンズのトレカといえば、パイレーツ球団がスキーンズの1of1 デビューパッチサインカードに本拠地PNCパークのネット裏のシーズンチケットなど豪華な「懸賞」をかけたことが話題になった。この時にはダンさんもスキーンズの登板を一緒に観戦する「懸賞」を約束した。
今回のダンさんのベースボールカードは通常のレギュラーカードに加え、煙草カードサイズのミニカード、フォイルカード、そして、サインカードも収録されている。MLB選手だけでなく、ユニークな対象をカードにした人気定番ブランド「ALLEN & GINTER」だからこそ、実現した貴重なカードをぜひ、ゲットして欲しい。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。


























