
「第44回大王製紙エリエールレディスオープン」の最終日が11月23日、愛媛・エリエールゴルフクラブ松山で行われ、台湾出身の21歳、ウー・チャイェンがJLPGAツアー初優勝を飾った。ウーの初優勝を伝えるエポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」は12月1日、受注をスタートする。
首位から出たウーはこの日、67で回り、通算15アンダーとした。前半でひとつスコアを落として折り返したが、「成績に集中して、15アンダーを目指していた」後半9ホールで5バーディーと巻き返し、今季の女子ゴルフの顔ともいえる勢いのある佐久間朱莉に3打差をつけて逃げ切った。

「なんで他の選手は試合で勝つと涙を流すのか…。私は優勝してもきっと泣くことはない」と思い続けていた、という。だが、実際にトップでゴールを切ると「なんで泣いているんだろうって、自分でもびっくりしました。知らないうちに涙がこみあげてきた」と喜びの涙を浮かべた。
台湾国立体育大の4年生。プロ1年目の2023年に下部ツアーのステップアップツアーで3勝をマーク。昨季はメルセデスランキング32位でシードを獲得。そして、今季、ついにレギュラーツアーの優勝をつかんだ。

母国を離れて過ごす日々が続くが、オンラインで授業を受けるなどして現役女子大生とプロゴルファーの二足のわらじを履く。グリーンの上だけでなく、努力家で、この日の優勝会見は通訳なしで取材を受けた。「まずは、もう1勝。そして、日本で年間女王になること」と答えた。
「トレーディングカードはその経歴通り、2023年の「EPOCH JLPGA OFFICIAL TRADING CARDS」の「ROOKIES & WINNERS」にルーキーカードが、シード権を得た2024年からは「TOP PLAYERS」にカードが収録されている。

ステップアッツアー3勝の実績を誇るウーだが、「EPOCH-ONE」では2024年からステップアップツアーの優勝者カードの制作を始めたため、今回の「エポワン」がウーにとっては初の優勝カードとなった。表面は優勝が決まった瞬間のガッツポーズ。その表情は笑顔か、涙腺崩壊寸前か、絶妙な瞬間をとらえた写真が使われている。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。



























