
「Sports Card Investor」のHPから
トレーディングカードの相場動向を追いかける米国の人気サイト「SPORTS CARD INVESTOR」で、大谷翔平投手(ロサンゼルス・ドジャース)のルーキーカードが高騰している。
「SPORTS CARD INVESTOR」は毎日、スポーツカードに限らず、ノンスポーツ、ゲームカードも含め、米国で発売されたカードの中から、市場価格が跳ね上がったカードをランキング。10月27日のランキングで、野球カテゴリーだけでなく、総合ランキングでも大谷の「2018 Bowman」のベースカード(レギュラーカード)が1位に。PSA10のものが202.50ドル(約31,000円)で取引された、という。
さらに、総合ランキングのベスト12のうち、6枚が大谷の2018年のロサンゼルス・エンゼルス時代のルーキーカードとなった。この6枚は野球カテゴリーの上位6位を独占。ワールドシリーズ開幕直前には、この6枚が上位6位までを独占する状況となっていた。NBAの2025-26シーズンが開幕した影響もあり、ビクター・ウエンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)のルーキーカードが2、3位に入ってきて大谷の牙城を崩した。

☆大谷翔平のルーキーカードTOP6
【総合1位・野球1位】 2018 Bowman Base #49
【総合4位・野球2位】 2018 Topps Base(Pitching) #700
【総合6位・野球3位】 2018 Topps Update Rookie Deut #US285
【総合9位・野球4位】 2018 Topps Update Base #US1
【総合10位・野球5位】2018 Topps Heritage Base #600
【総合12位・野球6位】2018 Topps Chrome Base(Pitching)#150
今回の高騰の理由はワールドシリーズ開幕が近づき、大谷の活躍、ドジャースの2連覇への期待が高まっていること、そして、何より、10月17日のミルウォーキー・ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦での二刀流が大きな影響を与えたと思われる。打っては先頭打者本塁打を含む3本塁打、投げては先発して6回を2安打無失点に抑え、10三振を奪った試合は、「伝説の試合」のひとつになった。そのすごさを証明するランキングになったと言えるだろう。

ドジャースのユニホームでなく、エンゼルスのユニホームのルーキーカードが評価を上げたことも、トレーディングカードの伝統通りでうれしい。ワールドシリーズでの大谷の「伝説」の投打に期待したい。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。
























