サッカーのポルトガル代表で、プレミアリーグのリバプールに所属するFWディオゴ・ジョッタが天国へ旅立った。ポルトガル代表・サッカー連盟が3日、発表した。28歳だった。
海外メディアによると、スペインのカスティージャ・イ・レオン州北西部の高速道路を走行中、タイヤの不具合でコントロールを失って道路を外れて車が炎上。同乗していた弟のアンドレ・シウバ(ポルトガル2部ペナフィエル)とともに旅立った。
同連盟は公式サイトで「FPF(連盟)は今朝、スペインのサモラでディオゴ・ジョッタ氏とその弟が亡くなった悲劇的な事故を知り、深い遺憾と計り知れない悲しみを感じています」と伝えた。
左右両足を巧みに力強く使ったドリブルには定評があり、2020~21年シーズンからリバプールに所属。昨季はリーグ戦26試合で6得点を挙げて5季ぶりの優勝に貢献した。ポルトガル代表では国際Aマッチ49試合に出場して14得点を記録していた。
「ポルトガルサッカー連盟とポルトガルサッカー界全体は、今朝スペインでディオゴ・ジョッタ選手とその弟のアンドレ・シルバ選手が亡くなったことを受け深い悲しみに暮れています。ディオゴ・ジョッタ選手は、A代表で約50キャップを記録した素晴らしい選手であるだけでなく、並外れた人物で、チームメイトや対戦相手から尊敬され、周りの人を笑顔にする人柄で、コミュニティ全体にとって頼りになる存在でした」と紹介した。
「ディオゴ・ジョッタ選手とアンドレ・シルバ選手のご家族とご友人、そして両選手が所属していたリヴァプールFCとFCペナフィエルFCに、謹んで哀悼の意を表します」とした。
ポルトガル代表のチームメイト、クリスティアーノ・ロナウドも「全く理解できません。ついこの間まで代表チームで一緒にいたのに、つい先日、結婚したばっかりだったのに」とSNSに投稿。「ご家族の皆さま、奥さま、そしてお子さまたちに心からお悔やみ申し上げます。ディオゴとアンドレ、安らかに眠ってください。みんながあなたたちを惜しんでいます」と追悼した。
ジョッタが所属していたリバプールも「悲劇的な死に打ちのめされている。想像を絶する喪失感を受け入れようとしているディオゴとアンドレの家族、友人、チームメイト、クラブスタッフのプライバシーが尊重されることを要請している。クラブは今後も全力でサポートしていく」と声明を発表した。
さらに、ジョッタがかつて、所属したウィルバーハンプトン、ポルト、アトレティコ・マドリーのほか、UEFAや世界中のサッカークラブ、さらに数多くの選手が追悼の意を表明した。
多くのトレーディングカードが作られてきたジョッタ。世界中のサッカーファンも、カードコレクターもジョッタとアンドレ・シウバの急逝を悼んでいる。
※Diogo Jotaは「ディオゴ・ジョッタ」だけでなく、「ディオゴ・ジョタ」と表記されることがある。
トレカジャーナル編集部