サッカーの東アジアＥ―１選手権、日本対香港戦が7月19日、カシマスタジアムで行われ、水沼宏太がA代表デビュー。Jリーグ開幕以降では史上初の父子A代表出場を果たした。
水沼宏太は歴代年長7位となる、32歳147日での代表デビュー。「やっとスタートラインに立てた。全力で自分を表現したい」と右サイドで攻守に躍動し、後半12分には持ち味のクロスで6点目につなげた。試合は6－0で日本が勝利した。
父・貴史氏は元日本代表で攻撃的なミッドフィルダーとして32試合で7得点をマークした。日産自動車から横浜マリノスでプレーし、F・マリノスでは監督としても指揮を執った。宏太はそのF・マリノスに2020年から10年ぶりに復帰している。
過去にヴィッセル神戸のＧＫ前川黛也が2021年にA代表に招集され、父の和也氏と「親子A代表」となったが、和也氏はマツダSC時代の1992年の招集だった。そのため、水沼親子はＪリーグ開幕以降で初の快挙となった。
宏太が横浜F・マリノスに加入した2008年には、「レジェンド・オブ・F・マリノス」のトレーディングカードが制作され、貴史さんの現役時代のユニホーム姿と、初々しい宏太の写真に、それぞれの直筆サインが書かれたコンボカードが作られた。
「（父と）やっと肩を並べることができた。ここから巻き返しというか、高みを目指してギラギラできるように頑張りたい」と宏太。トレカもさらに発行枚数を増やす活躍を目指す。
トレカジャーナル編集部
