アイスホッケーのNHLとNHLPA(選手会)はUPPER DECK社とのトレーディングカードの制作・販売に関する独占ライセンス契約を延長したことを発表した。延長期間は短くても5年間とみられる。
FANATICS社がトレーディングカード市場に新規参入することが発表されてから、MLB、NFL、NBAのトレカの制作・販売に関するライセンス契約は間もなく期限を迎えることもあり、脚光を浴びてきた。勢力図が書き換わった米国のカード市場だが、NHLトレカはこれまで通り、UPPER DECK社が製品を制作・販売する。
NHLのブライアン・ジェニングス副社長は「我々はUPPER DECKやNHLPAと協力して、コレクションの枠を広げ、ファンに最高のサービスを提供できることを楽しみにしている。高品質のトレーディングカードからe-Packプラットフォームの拡張、NFTトレーディングカードの導入、そして、コレクターのみなさんが求める関連製品まで、間違いないアイテムになる」と話した。
UPPER DECK社は1990-91シーズンからアイスホッケートレカの制作・販売のライセンスを保持しており、米国とカナダの市場をメーンに多くの製品を送り出してきた。「我々の目標は、コレクターにとって可能な限り最高の体験を生み出すことだった」と同社のジェイソン・マシェラ社長。「実績とオムニチャネル戦略により、トレーディングカードショップ、量販店、オンラインなど、エンドユーザーが好きな方法で趣味を楽しむことができる」と続けた。
この発表に合わせ、UPPER DECK社では、今冬に発売する、特許出願中のNFTプラットフォームであるEvolutionを使用したe-Packプログラムの最新の拡張機能を発表した。
トレカジャーナル編集部