トレカジャーナル選定!2020年10大ニュース②【ニューストピックス】

日本トレカ界にとっての10大ニュースを振り返る特別企画の後編。是非とも予想しながら読み進めて欲しい。今回は5位から1位までを一挙に紹介していく。

【⑤トラウトがついにワグナーを抜き最高峰に】
MLBカード界のトップニュースだろう。マイク・トラウト外野手(エンゼルス)のRCが2020年8月、390万ドル(約4億2900万円)で米大手オークション「ゴールディン」にて落札された。この結果、2016年に同オークションにて312万ドル(当時3憶4500万円)の値がついたホーナス・ワグナー遊撃手(パイレーツなど)のTOPPS「T206」を抜き、野球カード史上最高額を記録した。

このトラウトのカードはTOPPS「2009 Bowman Draft & Prospects」に封入された「Chrome」の「Superfractor」。
トラウトについては、このカードの5枚限定「RedRefractor」が同オークションで、5月に75万ドルで落札され、取引総額の合計が92万2500ドル(約1億円)になり騒然となったばかりだった。5月のカードはグレーディングの評価は10点満点だったが、今回は9点。しかし、世界に1枚しか存在しないサインカードだけに4倍近い落札額となった。
長年、状態の良いものがオークションに出品され、最高額を更新し続けてきたワグナーの「T206」の牙城を崩したのは、やはり、MLBの現役スーパースターだった。

【④グレツキーのRCにNHLカード史上最高の1億4000万円】
トラウトの「1億円」を超えたのが、NHL史上最高の選手と言われるウェイン・グレツキーのRCだった。12月に米大手オークション「ヘリテージ」で落札されたグレツキーの「1979 O-PEE-CHEE」は、PSA鑑定で10点満点。129万ドル(約1億3400万円)の落札額がつき、NHLのカードでは初めて100万ドル越えも果たした。

このカードのスゴイところは、直筆サインもなく、人気のパラレルでもない、「ただの」RCであるところだろう。熱狂的なファンは多いとはいえ、野球、バスケットボール、アメフットに比べ、米国4大スポーツの中では決して人気が高いほうではないアイスホッケー。それでも、この価格がつくのもスゴイし、夢がある話だ。

【③女子ゴルフカードが新発売!渋野日向子のサインは20万円超え】
エポック「2020 JLPGA Official Trading Cards」が11月に発売され、あっという間に完売した。数年前にBBMが発売した女子ゴルフのセットはあったが、本格的なトレカとしては初めての商品化で、新しいジャンルを切り開いた格好だ。コレクターだけでなく、トレカと縁遠いゴルフファンも新しい応援グッズとして買い求め、トレカショップに詰めかけた。2021年以降も定番化する予定だそうで、今後の展開がさらに楽しみだ。中でも一番人気はやはり、「しぶこ」こと渋野日向子選手で、直筆サインカードは大手ネットオークションの「ヤフオク!」にて、211,000円(20枚限定のシリアルナンバー1/20)で落札された。

この時はちょうど、「全米女子オープン」で渋野がトップで最終日をまわる直前で日本中の期待が集まった結果のようにも思えた。東京五輪に出場の可能性もある渋野だけに、2021年も女子ゴルフカードは「しぶこ」を先頭にトレカ界を席巻しそうな勢いだ。

【②オリックス・イチローの直筆サインが登場!】
ファンの、コレクターの夢が遂に叶った。新型コロナの影響で日程は大きくずれ込んだが、エポック「2020 #51 ICHIRO SUZUKI ORIX BlueWave SLBC Collection」が10月末に発売された。1ボックスで198,000円という価格にもかかわらず、ほぼ予約で完売。「オリックスのイチロー」の初めての直筆サインカードが登場した。

12月には同社の「2020 オリックス・バファローズ Stars & Legends」にも、シールへの書き込みながら、「オリックスのイチロー」の直筆サインカードが特別枠の「PREMIUM SIGNATURE」として15枚、封入された。MLB時代のイチローはカッコいい、でも、オリックス時代のイチローはもっと身近でカッコよかった。そんな思いを胸にしているコレクターにとっては忘れられない2020年になるだろう。

【①投げないドラフト1位・佐々木朗希のRCに86万円】
これほどの期待を寄せられたNPB選手はいただろうか?ドラフト1位ルーキーの佐々木朗希投手(千葉ロッテ)のRCが4月、RC史上最高額となる862,000円で「ヤフオク!」にて落札された。

BBM「1stバージョン」に封入されたクロス直筆サインは7枚限定で、落札された1枚はシリアルナンバー1/7。佐々木の背番号「17」とも読めることもあり、同オークションで落札されたシリアルナンバー4/7の450,000円とは大差をつけた。その後もBBMだけでなくエポック社からも佐々木の直筆サインカードが封入された商品が多く発売されたが、この862,000円を超える落札額はない。大船渡高3年で163キロを計測した佐々木は「平成の怪物」と呼ばれるが、RCもまさにモンスター級。しかも、マリーンズの育成方針で一軍はもちろん、ファームでも実戦登板はなし。その右腕が試合でベールを脱いだ時、RCの価値はさらに跳ね上がる。

というわけで、アデトクンボより、トラウトより、グレツキーより、「しぶこ」と佐々木朗希を上位にしたことにご意見はあるだろうが、年忘れということで水に流していただきたい。2021年もみなさんが素晴らしいカードをゲットできることをお祈りして、2020年トレカ界10大ニュースを締めくくりたい。

トレカジャーナル編集部

トレカジャーナル選定!2020年10大ニュース①【ニューストピックス】

BBM 2020-21 B・LEAGUE 1ST HALF 日本バスケットボールリーグ男子

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