【コラム】開幕間近!NBA 2026-27 オフシーズンのバスケトレカ関連ニュースを振り返り

昨シーズンのニューヨーク・ニックスの53年ぶりの優勝は、まるで昨日のことかのようにファンの記憶には鮮明に残っているが、ついに現地時間10月20日からNBAの新しいレギュラーシーズンが開幕する。対戦カードはデトロイト・ピストンズとボストン・セルティックス。
NBAのオフシーズンは短いことでも有名だ。
ここではその短いながらもインパクトあるオフシーズンで起きたバスケットボールカードに関連するニュースを3つ振り返り、新しいシーズンに備えていきたい。

ニューヨーク・ニックスの優勝と記念Topps Nowカード



2025-26シーズンはニューヨーク・ニックスが53年ぶりにNBAの頂点に返り咲いた。半世紀ぶりの優勝を記念して、今シーズンからNBAのライセンスを持つトップス社が、受注生産の「Topps Now」シリーズに特別なカードを封入した。
チームの優勝に大きく貢献した5選手、ジェイレン・ブランソン、カール=アンソニー・タウンズ、OG・アヌノビ、ミカル・ブリッジズ、ジョシュ・ハート全員のサインが入った特別なカードがそれだ。
このカードの引換券(レデンプション)が9月末にオークションハウス「Goldin Auction」で出品され、317,200ドル(約5,000万円)で落札された。Topps Nowのカードとしては史上4番目に高い取引額となる。
「Topps Now」は受注生産ながら、パラレルや直筆サインが入ったバリエーションがランダムで購入者のカードに封入されることから、ボックスやパック開封のような熱狂を呼んでいる。今年もニックスは連覇を狙うチームとしても、トレーディングカードの面でも注目だ。

クーパー・フラッグがカードでも大暴れ!カニップル、ハーパーも超高額落札!



昨シーズンのトップルーキーであるクーパー・フラッグ、コン・カニップル、ディラン・ハーパーのデビューパッチサインカードが「Fanatics Collect」のオークションにそれぞれ出品された。デビューを飾った試合でジャージに貼られ、後にこうして1/1の希少なカードに使われる「デビューパッチ」は、数年前からトップス社がMLBのルーキーを対象に始めたキャンペーンで、2025-26シーズンからはNBAでも封入が始まった。その
引換券(レデンプション)が封入された『Topps Chrome Update Basketball』は大きな話題を呼んだ。
これまでのデビューパッチカードの最高取引額は、MLB・ポール・スキーンズ投手の110万ドル(約1億7400万円)。しかし、2026年9月におこなわれたオークションでは、クーパー・フラッグのデビューパッチサインカードが804万ドル(約12.7億円)で落札され、バスケットボールカードでは史上3番目に高い取引額となった。まだ一年目が終了したばかりながら、クーパー・フラッグへの今後の期待がはっきり見える金額となった。こうした結果に影響されてか、ディラン・ハーパーのデビューパッチサインカードも288万ドル(約4.5億円)、コン・カニップルも234万ドル(約3.7億円)でそれぞれ落札された。2026-27シーズンでのデビューパッチの有無はまだ未確定だが、もし封入されれば、上位指名陣の層が厚い今年のルーキーのカードが新たな波紋を呼ぶこと間違いなしだ。

スポーツカード最高落札額更新!MJとKBの唯一のデュアルサインロゴマンパッチカード!



2026年8月下旬、スポーツカードの最高取引額において、それまでミッキー・マントルのカードが保持していた1,260万ドルの記録を塗り替えたカードが現れた。
それがマイケル・ジョーダンとコービー・ブライアントによるデュアルサインロゴマンパッチカードだ。大手オークションハウスの「Heritage Auction」に出品されたこのカードは、2021年には590万ドルでプライベート取引された経歴を持ち、今回は1,293万ドル(約20億円)で落札され、スポーツカード史上最高取引額となった。
マイケル・ジョーダンとコービー・ブライアントのデュアルサインロゴマンパッチは、他に存在せず、世界でこの1枚のみ。マイケル・ジョーダンのUpper Deckとの契約、そして2020年に起きたコービー・ブライアントの悲劇により、同様のカードは今後作られることはない。
90年代・00年代それぞれにおけるNBAの象徴である二人による、伝説的なカードにふさわしい取引額だ。この他、2026年9月下旬には、マイケル・ジョーダンとレブロン・ジェームズによるデュアルサインロゴマンパッチも1,000万ドルでプライベート取引され、スポーツカード取引額史上において第3位となった。今後も様々な希少なバスケットボールカードが、トレーディングカード業界を盛り上げてくれることを期待しよう。



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文:蛭子(株式会社ミント)
MLB・NBA・NFL、その他数々のアメリカンスポーツを愛する生粋のボストンっ子。
現地観戦やファンベースでの経験を活かし、豊富な知識とともに、スポーツへの熱い思いを日々発信中。
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