
怪物ルーキー、クーパー・フラッグ(ダラス・マーベリックス)が4月3日、本拠地アメリカン・エアラインズ・センターで行われたオーランド・マジック戦で51得点。NBA史上初となる10代での50得点という快挙を19歳で達成した。
昨夏のNBAドラフトで全体1位で加入したフラッグはここまで、期待通りの活躍で新人王が確実視されているが、誰も成し遂げなかった大記録で歴史に名前を残した。
第4クォーター開始まもなく、背中を押したデズモンド・ベインのプレーに対して、フラッグは審判に抗議。抗議に加わったジェイソン・キッドHCは退場処分、フラッグはテクニカルファウルを受けた。さらに、直後のプレーでSFナジ・マーシャルも退場させられた。92-117と勝敗は決していたが、マブスファンは試合終了まで帰ることはなかった。
フラッグはダンクを叩き込み、3ポイントシュートもこのクォーターだけで6本中4本を決めた。さらに、ジャンプシュートを決めていく。残り2分に強引なアタックからフローシュートを沈め、なおかつファウルを受けてバスケット・カウントを獲得。これで50得点の大台に乗り、ボーナススローも決めて得点は51となった。この試合でフラッグはフィールドゴール成功率は63%以上、3ポイントシュート成功率は66・7%を記録した。

海外メディアは「クーパー・フラッグは、レブロン・ジェームズやマイケル・ジョーダンでさえ成し得なかった偉業を成し遂げた」と報道。「これはまさに伝説的なパフォーマンスであり、ジョーダンやレブロンといった偉大な選手でさえ、同じ年代でこれほどの活躍はできなかった」とした。「フラッグがとんでもない歴史を刻み、マイケル・ジョーダンと並ぶ〝稀有な存在〟になった」と伝えるメディアもあった。
「楽しい試合だった。僕は勝つのが好きだから、試合の大半で10点、20点とリードされている状況は楽しめないんだけど、今日はリングが大きく見えた気がするし、チームメートも僕にボールを集めてくれた」と試合後、フラッグは話した。
127-138の敗戦に「僕は勝つのが大好きなんだ。負けている状況では、心から楽しむのは難しい」と悔しさをのぞかせた。「正直に言えば、今シーズンの僕たちは観客を熱狂させるだけのものをあまり提供できていない。それでもファンは僕たちを応援してくれて、モチベーションを与えてくれる。感謝しかない」と続けた。
新人王については「なるようにしかならない。ボクにとって大切なのは、毎日成長することだけ。すべての試合で一生懸命プレーして、最高の自分を目指す。結果は後からついてくる」と最後まで謙虚だったフラッグ。それでも、「2025 TOPPS」のルーキーカード(#201)がベース(PSA10)でも一時は200ドル近くまで市場価格を上げるなど、絶大な人気を誇っている。グレーディング鑑定のPSAでは3月にこのカードを5,800枚も鑑定した。

TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」では歴史的な快挙をすぐにカード化。購入者の中から抽選で当たる「LUCKY HIT」には直筆サインに加え、この日の日付と「51 points」のインスクリプション(添え書き)入りの1of1カードが企画された。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)としてテレビ出演も。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。



























