
ノジマTリーグの年間王者を決める女子のプレーオフ決勝が3月28日、東京・代々木第2体育館で行われ、レギュラーシーズン2位の木下アビエル神奈川が、同1位の日本生命レッドエルフに3-2で勝利し、2季連続3度目の優勝を果たした。
ダブルスの第1試合とシングルスの第2試合で2勝を挙げた神奈川の張本美和がプレーオフMVPに輝いた。そして、主将の平野美宇も4時間2分の激闘を制す立役者となった。
1ゲーム先取で決まる最終第5試合までもつれる接戦となり、平野が日本生命の早田ひなとの主将対決を11-9で制した。バックのレシーブで日本生命の早田のラケットをはじいて、勝利を手にした。両膝から崩れ落ち涙を流した。

2-1で迎えた面手凛との第4試合。勝てば連覇が決まる一戦で2ゲームを先取しながら、追いつかれ、最終ゲームを16-18で敗れていた。「自分の負けは自分で責任を取るしかないと思って戦った」と平野は話した。
2024年のパリオリンピックで銀メダルを獲得したが、昨年5月の世界卓球個人戦では2回戦敗退。8月1日のTリーグ初戦も京都カグヤライズに敗戦。それでも、平野は今季、チーム最多の15勝をマークして、主将の役目を全うした。「苦しいところから始まったシーズン。最後プレーオフで勝つことができて良かった」とチームメートと抱きあって喜びを分かち合った。

「チーム一丸となって優勝できたことがすごくうれしいです。個人としても、やはり起用していただいたら絶対に1点を取ると掲げて頑張ってきたので、結果として2点を取ることができて、少し貢献できたことはうれしいです」と張本は話した。
エースは第1試合のダブルスで全日本選手権で優勝した長崎美柚とのペアで上沢杏音・笹尾明日香を相手に先手を取られたが、約50分の激闘の末に逆転勝利した。すぐに第2試合のシングルスで早田との全日本選手権決勝以来の再戦。2-2でTリーグ独自の6-6から始まる最終ゲームまでもつれた。それでも強烈なフォアを振り抜いてラリーを制するなど3連続得点で流れをつくり勝ちきった。

「(平野は)5番で切り替えてナインオール(9-9)で。(MVPに自分よりも)ふさわしいと思っていました。なので、全員がMVPです」と、8歳年上の先輩へのリスペクトを口にした。エースと主将の絆こそが日本生命の強さの象徴だろう。
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Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)としてテレビ出演も。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。



























