大谷翔平選手のトレーディングカードは、近年ますます注目度を高めています。象徴的な出来事として知られているのが、選ばれた選手だけがユニフォームにつけられる「ゴールドMLBロゴ」を使用した、世界に一枚にしか存在しない“1 of 1”の大谷翔平選手直筆サインカードが約4億円で落札されたニュースです。スポーツカードの枠を超え、その価値が広く認知されるきっかけにもなりました。
🚨 BREAKING NEWS 🚨
We just sold the Shohei Ohtani 1/1 Gold Logoman Patch Autograph card for $3,000,000.
This is a new ALL-TIME record sale for ANY Shohei Ohtani card and is 2.8x higher than the previous record. pic.twitter.com/EVQEHkUghS
— Fanatics Collect (@FanaticsCollect) December 19, 2025
スポーツトレーディングカードの世界では、その選手が初めてカード化された年に発行される「ルーキーカード」が特に重要な存在とされています。キャリアの始まりを記録したカードであり、コレクターからの人気も高いカテゴリーです。
大谷翔平選手の場合、メジャーリーグでのルーキーカードは2018年発行のものとされています。ですが近年は、それ以前――日本プロ野球デビュー当時のカードが「真のルーキーカード」として再評価され、市場価格も上昇しています。
その代表例が、2013年発行の「2013 BBM 1st バージョン」です。
今年に入り、このシリーズに収録された大谷翔平選手のルーキーカード(PSAグレーディング10)が180万円で販売されました。最高の鑑定グレードとはいえ、直筆サインやジャージカード、シリアルナンバーが入っていない、いわゆるノーマルカードとしては非常に高額な事例です。

このカードの価格推移を振り返ると、大谷翔平選手の評価の高まりとともに上昇してきたことが分かります。
発行直後の2013年当時、市場価格はおよそ200円ほどでした。当時から注目度の高いルーキーではありましたが、価格はまだ落ち着いた水準でした。
その後、2018年にメジャーリーグ挑戦が始まると、価格は約10000円まで上昇します。二刀流という存在が世界的に注目され始めた時期です。
さらに実績を重ね、MLBを代表するスター選手となった2024年には約13万円に到達。近年ではグレーディングされていないものでも、30万円前後での取引も見られるようになりました。

直筆サインやメモラビリアといった特別仕様ではない、現代のノーマルカードが、ここまで価値を高めたケースは極めて珍しいと言えます。
それだけ大谷翔平選手という存在の偉大さが、カード市場にも強く反映されているということでしょう。
そして現在もなお、大谷翔平選手はキャリアを更新し続けており、さらなる価値の上昇が起こる可能性も十分に考えられます。
こうした流れを受け、日本時代の国産カード全体にも再評価の動きが広がっています。ルーキーカードに限らず、保存状態や鑑定評価によっては高額で取引されるケースも増えてきました。
お手元のコレクションにある、大谷翔平選手のカードも、思いがけない価値を持っているかもしれません。
文:伊藤航(株式会社ミント)
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