第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する全20か国の最終ロースター(出場登録選手)をWBC,Inc.がMLBネットワークの番組内で発表した。前回大会の決勝で日本代表と対戦し、今大会でも最大のライバルとなる米国代表はこの日、新たに通算111勝のマイケル・ワカ投手(ロイヤルズ)、通算2190安打・372本塁打のポール・ゴールドシュミット内野手(ヤンキースFA)を加えた。
2017年の第3回大会以来の世界一を目指し、昨年4月にアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)の主将就任を発表してから、段階的に出場選手を発表してきた米国代表。その度に周囲を驚かす名前が出てきた。

ゴールドシュミットと言えば、前回大会の決勝前にロッカールームで大谷翔平投手(ドジャース)が「一塁にゴールドシュミットがいたり…野球をやっていたら誰しも聞いたことがあるような選手たちがいると思う。憧れてしまっては超えられないので、僕らは今日超えるために、トップになるために来たので。今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう」とマイク・トラウト外野手(エンゼルス=今回は出場せず)、ムーキー・ベッツ内野手(ドジャース=今回は出場せず)とともに名前を挙げたスーパースターのひとりだ。
過去の大会では、打線に比べて投手陣が格落ちしていたイメージが強かったが、今回は昨季、ナ、ア両リーグで2年連続のサイ・ヤング賞に輝いたポール・スキーンズ(パイレーツ)、タリク・スクバル(タイガース)がメンバー入り。昨季限りで現役を引退したサイ・ヤング賞3度で通算223勝のクレイトン・カーショー(元ドジャース)も大会限定で復帰するなど、野手に負けない名実ともに史上最強メンバーがそろった。

米メディアなどが伝える予想布陣は捕手のカール・ローリー(マリナーズ)、一塁のブライス・ハーパー(フィリーズ)、二塁のブライス・トゥラング(ブルワーズ)、三塁のアレックス・ブレグマン(カブス)、遊撃のボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)、左翼のコービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)、中堅のバイロン・バクストン(ツインズ)、右翼のジャッジ、DHのカイル・シュワバー(フィリーズ)がスタメンに並べば、昨季の本塁打の合計は321発。今季の年俸総額は1億6915万ドル(約343億円)にもなる、という。
☆WBC米国代表最終ロースター
【投手】
P・スキーンズ(パイレーツ)
T・スクバル(タイガース)
L・ウェブ(ジャイアンツ)
C・ホームズ(メッツ)
K・カーショー(元ドジャース)
G・ジャックス(レイズ)
B・ケラー(フィリーズ)
N・マクリーン(メッツ)
M・ミラー(パドレス)
J・ライアン(ツインズ)
G・スパイアー(マリナーズ)
M・ボイド(カブス)
G・ウィットロック(レッドソックス)
G・クレビンジャー(レイズ)
D・ベッドナー(ヤンキース)
M・ワカ(ロイヤルズ)

【捕手】
C・ローリー(マリナーズ)
W・スミス(ドジャース)
【内野手】
A・ブレグマン(カブス)
E・クレメント(ブルージェイズ)
G・ヘンダーソン(オリオールズ)
B・トゥラング(ブルワーズ)
B・ウィット(ロイヤルズ)
B・ハーパー(フィリーズ)
P・ゴールドシュミット(ヤンキースFA)

【外野手】
A・ジャッジ(ヤンキース)
B・バクストン(ツインズ)
C・キャロル(ダイヤモンドバックス)
P・クローアームストロング(カブス)
K・シュワバー(フィリーズ)
WBCのトレーディングカードの制作・販売の権利を持つTOPPS社からは、他国の代表以上に、試合での活躍を伝える多くの米国代表カードが作られるだろう。今回の豪華すぎる30選手のメンバーをそろえたトレカのセットが作られるかもしれない。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。


























