ラグビーのリーグワン1部、東京サントリーサンゴリアスは1月5日、元日本代表のSH流大とCTB中村亮土が今季限りで現役を引退すると発表した。ともに2019年ワールドカップ(W杯)日本大会で日本初の8強入りに貢献し、2023年W杯フランス大会にも出場した。
代表キャップは福岡県出身で33歳の流が36、鹿児島県出身の34歳の中村が39。ふたりは帝京大からトップリーグ(TL)のサントリー(東京SG)入り。バックスの主力として活躍し、2017-18年シーズンにはTL2連覇を飾った。
ふたりは1月8日に都内で引退を決断した理由などを明かした。

広い視野や判断力に優れたSHとして活躍した流は「2023年のワールドカップを終えた頃から、ぼんやりと『あと2年くらいかな』と思っていた。身体能力の数値も過去最高を更新していて、やろうと思えばまだ全然できるが、次のステージに挑戦するうえで今がベストのタイミングだと判断した」と話した。

「最後の姿をファンの方に少しでも見てほしいと思い、この時期に発表させていただいた。1試合1試合全力でプレーし、自分のパフォーマンスでチームを勝たせたい」とTL時代の2018年以来となる優勝へ意欲を見せた。

ディフェンスでの鋭いタックルが持ち味でCTBとして活躍した中村は「シーズンが始まって少し経った時に引退を決断した。体調はよく、シンプルに次への挑戦がしたかったのでこのタイミングになった」と話した。

引退発表が同時になったことには「およそこの時期というのはお互いに知っていたので驚きは無かった。同じ時期で本当に光栄に思う」と帝京大時代にキャプテンを引き継いだ後輩に笑顔を見せた。
現役時代の一番の思い出は、ともに全5試合に出場した2019年のW杯日本大会。そのうえで「来年のワールドカップに向けて、もう一度日本の中でのラグビーの価値を上げていきたい。自分は高校でサッカーからラグビーに転向し、ラグビーにたくさんのことを教わったので、このすばらしいスポーツの文化をもっと日本に根づかせたい」と中村は話した。
日本代表カードを含め、これまで、作られたラグビーのトレーディングカードでも人気を集めたふたりの現役引退は寂しい限りだが、3月に発売される「ジャパンラグビーリーグワン BBMカード 2026/ D1 ver.」にはふたりのカードが収録されそうだ。
現在リーグ4位の東京SGは1月10日、ホームで3位のコベルコ神戸スティーラーズと対戦する。残された期間は短いが、ふたりの雄姿を目に焼き付け、カードの中で永遠に残しておきたい。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。



























