アメリカではカレッジフットボールのプレーオフが佳境を迎え、準決勝が終了しました。※2026年1月19日時点
現地1月8日(木)のフィエスタボウルでは、マイアミ大学がミシシッピ大学との接戦を制し、23年ぶりに全米王者決定戦へ進出。続く現地1月9日(金)のピーチボウルでは、インディアナ大学がオレゴン大学に圧勝し、大学史上初の全米制覇まであと一歩に迫りました。
今回は、現地1月19日(月)に開催されるカレッジフットボール・ナショナルチャンピオンシップゲームに出場する、マイアミ大学とインディアナ大学の注目選手を6人紹介します。NFLでの活躍も見据えて、今のうちに覚えておきたい選手たちです。
カーソン・ベック(QB・マイアミ大学)

マイアミ大学のエースQBです。高校卒業後はジョージア大学に進学し、全米連覇の翌シーズンから先発に定着しました。先発初年度は期待通りの活躍で「ドラフト全体1位候補」とまで言われましたが、2024年シーズンは成績と評価を落とし、大学最後の1年をマイアミで過ごす決断をしています。今季ここまでは、パス成功率75.3%、3,581ヤード、29TD、11TDというなかなかの成績を残しています。現状の評価はドラフト2〜3巡指名という見方もありますが、ここで全米制覇となれば、1巡浮上の可能性も十分にありそうです。
マラカイ・トニー(WR・マイアミ大学)

今季のフレッシュマン(1年生)の中でも、最も強烈なインパクトを残した選手のひとりです。プレーオフを含めた15試合で99レシーブ、1,089ヤード、9TDを記録し、チームトップの成績を残しています。先日行われたフィエスタボウルでも81ヤード、1TDの活躍。サイドライン際でのワンハンドキャッチは、惜しくも足が出てしまいパス不成功となってしまいましたが、成功していればカレッジフットボール界の歴史に残るスーパーキャッチでした。さらに特筆すべきはその年齢。1年早く高校を卒業したため、いまだに18歳です。すでに2028年のドラフトでも1巡指名が有力視されており、今後の活躍に期待です。
ルーベン・ベイン・ジュニア(DE・マイアミ大学)

全米トップクラスのマイアミ大学のディフェンス陣の注目選手がDEのルーベン・ベイン・ジュニアです。1年次から7.5サックを記録し、今季は8.5サックとキャリアハイの成績を残しました。シーズン前からドラフト1巡候補として注目され、評価はいまだ高水準。評論家の中には「全米No.1ディフェンス選手」と評する声もあります。持ち味は、上半身のパワーと下半身の押し込みを両立したパワフルなパスラッシュ。もう一人のDE、アキーム・メシドアとのコンビにも注目です。
フェルナンド・メンドーザ(QB・インディアナ大学)

9月の記事でも紹介したフェルナンド・メンドーザ。あれからシーズンを全勝で駆け抜け、パス2,980ヤード、33TD、6INTで大学史上初となるハイズマン賞を受賞しました。今では今年のNFLドラフトの全体1位指名の最有力候補です。プレーオフに入っても勢いは落ちず、直近2試合でパス失敗5回に対して8TDを投げており、驚異的な安定感を見せています。2シーズン前まで3勝9敗だった弱小大学を全米王者に導くシンデレラストーリーが見られるのか大注目です。
イライジャ・サラット(WR・インディアナ大学)

プレーオフ2試合で3TDのインディアナ大学のエースWRです。大学入学時はまったくの無名選手としてセント・フランシス大学に入学し、その後にジェームズ・マディソン大学へ転校しました。ちなみにセント・フランシス大学は現法政大学オレンジヘッドコーチの菅野洋佑氏の出身校で、日本でも少しだけ知られている大学です。その後、ヘッドコーチのカート・シグネッティとともにインディアナ大学へ転校し、今回はカレッジフットボールの全米王者決定戦に臨みます。とにかくフィジカルが強いのが特徴で、DBと競り合ったときの強さは全米トップ級。バックショルダーのパスキャッチのうまさが芸術的です。
ディアンジェロ・ポンズ(CB・インディアナ大学)

ピーチボウルでは、試合開始1プレー目からインターセプトリターンタッチダウンを決めたプレーメーカーです。OLのブロックにも果敢に当たれるフィジカルを持ち合わせていて、相手のWRにぴたりとくっつける動きから、今年のドラフトでも上位候補が見込まれます。一方で体格がかなり小さく、登録は175センチ、78キロと、NFLのCBの中でも最小級です。NFLではカレッジフットボールよりもフィジカルが求められるので、この体格がドラフト順位を下げる可能性は大いにあるでしょう。とはいえ、動きは本物です。
どちらが勝っても後世に語り継がれること間違いなしのカレッジフットボール・ナショナルチャンピオンシップゲーム。
ぜひ注目してみてください。次回は、スーパーボウルに出場するチームの注目選手を(トレカ目線でも)ご紹介します。
文:Tamago
国内のNFLファンコミュニティでも一目置かれる存在で、特にカレッジフットボールの知識に関しては「日本随一」との呼び声も高く、毎年恒例となっているドラフトビッグボードでは、数百人に及ぶ選手の評価・分析を行い話題となっている。戦術、選手育成、大学文化に至るまで多角的な視点でフットボールを分析し、その的確さには定評がある。
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