Jリーグの年間表彰「Jリーグアウォーズ2025」が12月11日、横浜アリーナで行われ、守護神として鹿島アントラーズの9季ぶり9度目の優勝に貢献した日本代表GK早川友基が最優秀選手賞(MVP)を獲得した。GKの受賞は2010年の元日本代表・楢崎正剛さん(名古屋グランパス)以来、15年ぶり2度目だった。

9季ぶり9度目のJ1優勝を飾った鹿島は全選手(コンディション不良除く)が参加した。鹿島イレブンは式典の冒頭に全員で入場。優勝監督賞を受賞した鬼木達監督は「選手、スタッフ、サポーターの力強い声援があっての優勝だった。多くの人と喜び会えたことが全てだと思います」とあいさつ。来季に向け「Jリーグ全体を盛り上げていきたい」と話した。鹿島は鬼木監督の就任1年目でレイソル柏とV争いを繰り広げ、最終節で横浜Fマリノスを下して、2016年シーズン以来となる優勝を決めた。
今季のJ1リーグベストイレブンも発表された。
GKは早川が初受賞。全試合に出場し、鹿島の躍進を支えた。
DFは植田直通(鹿島)、荒木隼人(サンフレッチェ広島)、古賀太陽(柏)の3人。植田はリーグで2番目に少ない失点数だった鹿島で強さを発揮。荒木は4位・広島、古賀は2位・柏の守備の中心として、チームを盛り立てた。
中盤は稲垣祥(名古屋)、小泉佳穂(柏)、田中聡(広島)の3人。稲垣は16位のチームから異例の選出となったが、ボランチながら11得点5アシストをマークし、堂々のノミネート。小泉、田中はともに初受賞となった。
サイドアタッカーは相馬勇紀(町田ゼルビア)、伊藤達哉(ヴェルディ川崎)。相馬は9ゴール、伊藤は13ゴールをあげ、結果を残した。

FWはリーグ最多21得点のレオ・セアラ(鹿島)と同18得点のラファエル・エリアス(京都サンガ)。レオ・セアラは最優秀ゴール賞とのダブル受賞となり、エリアスは出場試合数は27だったが、限られた場面での決定力の高さが評価された。
功労選手賞には青山敏弘さん、伊東輝悦さん、柿谷曜一朗さん、興梠慎三さん、高萩洋次郎さん、豊田陽平さん、本間幸司さん、丸橋祐介さん、森脇良太さん、山瀬功治さん、ミッチェル・ランゲラックさんが選ばれた。鹿島、浦和レッズなどで活躍し、J1歴代2位の通算168得点を誇る興梠さんは「ひとりだけではここまでやってこられなかった。感謝しかない」と話した。
エポック社のオンデマンドカード「エポワン」ではMVPに輝いた早川とベストイレブン&最優秀ゴール賞のダブル受賞となったセアラの限定トレーディングカードを制作。フィールドでのプレー姿とはひと味違った、ドレスアップしたふたりのレアカードをチェックして欲しい。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。



























