【コラム】NBA2025シーズン開幕から一ヶ月!ここまでの順位表振り返り

2025-26年度のNBAシーズンの最初の1カ月が終了し、イースタンカンファレンスとウェスタンカンファレンスで大きく印象が異なる一か月となった。ニュースとしてはクリス・ポールの今年度限りの引退や多くのスーパースターたちの連続した怪我など話題も絶えない1カ月となった。東では順位争いが激しく、また、昨シーズンに日の目を浴びなかった多くのチームがプレイオフ圏内でしのぎを削っている。これに対し、西では昨シーズンに好成績を残したほとんどのチームが、今年も同様に順位争いを続けている。
注目されているチームを各カンファレンスからピックアップしていこう。

デトロイト・ピストンズ(2025年12月1日時点16勝4敗)

2年前に勝率2割を下回ったピストンズが2025-26シーズンでまさかの一位スタート。チーム史上最長となる13連勝を記録し、ほとんどのNBAファンから注目の的となっている。チームを支えるのは2021年全体一位指名のケイド・カニングハムと、2022年全体13位指名だったジェイレン・デューレンのコンボだ。カニングハムは平均28.8得点9.4アシスト、デューレンは平均19.5得点11.8リバウンドを記録しており、幅広いスペーシングで相手チームの脅威となっている。カニングハムはMVPレースにおいても選出される可能性が大いにあり、今年は個人、チームともに飛躍の年となるに違いない。
カニングハムはチームの”成長痛”に悩まされる年がありながら、ドラフト全体一位指名として厚い信頼を勝ち取っており、それがカードの取引値段にも現れている。ここ一か月の活躍もあり、ルーキー時代の最高級カードの一つである、ナショナルトレジャーの鑑定済みサインカードが約50,000ドル前後(約800万円)で多く取引されている。

PANINI社の最高級版商品、National Treasuresに封入されていた1枚。99枚限定のものでも50,000ドルという取引額がつき、このまま活躍が続けば相場もそれに準じて上昇することも予想される。Fanatic Collectにて2025年11月に$50,400にて落札

 

ヒューストン・ロケッツ(2025年12月1日時点13勝4敗)

ウェスタンカンファレンスでは、昨年熾烈な争いを繰り広げたチームたちが今年も熱戦を繰り広げている。頭一つ抜けたオクラホマシティ・サンダー、レブロン・ジェームズがリハビリから復帰したロサンゼルス・レイカーズ、今年もMVPレース筆頭候補のニコラ・ヨキッチ所属のデンバー・ナゲッツなどお馴染みの顔ぶれとなっているが、その中で密やかに機をうかがっているのがヒューストン・ロケッツだ。ケビン・デュラントの加入により、オフシーズンは最も注目されたチームとなり、去年の勢いにも乗ったまま盤石のスタートを切っている。だがロケッツで真に注目されているのは、ケビン・デュラントやアメン・トンプソンリード・シェパードなどを回す潤滑剤となっている、アルペラン・シェングンだ。平均22得点9.4リバウンド7.1アシストと超高水準のスタッツは、ヒューストンのニコラ・ヨキッチと言っても過言ではない。レギュラーシーズンで余力を残せばポストシーズンでの勝ち進みもそう遠くはないはずだ。

全体16位指名だったにも関わらずシェングンの評価は年々上がっている。今年の4月にシェングンのカードが85,400ドル(約1300万円)で落札されており、ロケッツのスーパースターたちの陰に隠れつつも、コレクターやファンの注目の的となりつつあるのは明白だ。

シェングンのPSA鑑定済みルーキーロゴパッチオートグラフカード。このカード以前に最も高値で取引されたものが60,000ドルにギリギリ届かないものであったことから、シェングンのカード需要も上がっていることが分かる。Golidn Auctionにて2025年4月に$85,400にて落札。

 

アトランタ・ホークス(12月1日時点13勝8敗)

イースタンカンファレンスに話を戻そう。イースタン・カンファレンスでは、今年すでに多くの選手が怪我により短期、長期で試合に出られない状況が相次いでいる。ジェイソン・テイタムタイリース・ハリバートンのようなオフ前からすでに長期離脱が決まっていた選手たちや、ジョエル・エンビードヤニス・アデトクンボのように出たり入ったりを多く繰り返す選手も見られる。
そんな中、スターの怪我にもかかわらず、順位争いに食い込んでいるチームの一つがアトランタ・ホークスだ。アトランタ・ホークスといえば昨年最多アシストを記録したトレイ・ヤングがエースだが、今年はシーズン序盤から膝の怪我により既に試合数のほとんどに出場できていない。
そんなスーパースターをカバーするがごとくスポットライトに飛び込んだのがフォワードのジェイレン・ジョンソンだ。平均21.9得点9.6リバウンド7.3アシストと3つのスタッツでチームリーダーとなっている。2021年NBAドラフト全体指名20位、昨年は肩の怪我によりシーズンの半分に出場できずにいたが平均18.9得点10リバウンドを記録しており、今年ようやくそのポテンシャルの高さを発揮する機会が来た。
今年こそ怪我無くフルシーズンに出場し、さらにトレイ・ヤングが復帰すれば、東のビッグチームたちへのジャイアントキリングも夢ではない。

全体20位指名、スーパースターのサイドキック役のためNBAの一流スターほど取引相場は高くないが、このまま活躍が続けばMVPレースにも入りジョンソンへの注目も増えることは容易に予想できる。10月、11月にジョンソンの高級カードが多く出品され落札されているがどれも5000ドル(約80万円)ほどが相場で、他のスターたちと比べればかなり手に入りやすい価格帯となっている。

ジョンソンの活躍が続き多くのオークションハウスでも高級版ルーキーカードが出品されている。相場もスーパースターと呼べるレベルには達していないがジョンソンの活躍とホークスが順当にシーズンを進めればプレーオフでのニューヨーク・ニックスとの再戦も夢ではなく、話題は沸騰する一方になるだろう。2025年11月にはFanatic Collectにて$6,300で落札。

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文:蛭子(ミント新宿店 副店長)
MLB・NBA・NFL、その他数々のアメリカンスポーツを愛する生粋のボストンっ子。
現地観戦やファンベースでの経験を活かし、豊富な知識とともに、スポーツへの熱い思いを店舗でも日々発信中。
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