
WWE「ロウ」が11月17日、ニューヨークのマジソンスクエアガーデンで行われ、マキシン・デュプリが王者ベッキー・リンチを下し、女子インターコンチネンタル(IC)のベルトを獲得した。
マキシン・デュプリ(本名=シドニー・ジーン・ズムルゼル)はカリフォルニア州ルーミス生まれの28歳。175センチの長身でスタイルも抜群。WWEに入団前は、NFLロサンゼルス・ラムズのチアリーダーを務め、NBAフェニックス・サンズのダンサーも務めた。
2021年8月のWWEトライアウトに合格し、当初はマネジャー役だったが、22年からリングに上がり、最近はユニット「アルファ・アカデミー」の一員として戦ってきた。
「最恐王者」リンチに前回、バックヤードでグーパンチを食らうなど、ことあるごとにいじめられてきたデュプリだったが、レスラーとして成長した姿を、数々の名勝負が演じられてきたマジソンスクエアガーデンで見せた。
リンチに臆することなく挑んだデュプリは、アンクルロックなど関節技でリンチを苦しめ、リンチの決め技であるマンハンドルスラムも切り返し。再度のマンハンドルスラムも長い脚をロープにかけ3カウントを阻止。心理的にもリンチを追い詰めた。

CMパンクの妻で、最強夫婦決定戦でリンチからタップを奪ったAJリーが登場し、リンチをけん制。気を取られているすきに、デュプリがトップコーナーからのボディアタックを決め3カウントを奪った。
デュプリはリング下のAJリーに抱きつき大喜び。「やっと努力が実った。史上最強のひとりを倒した。私の居場所はここ(王者)よ。AJに感謝したい」と話した。AJリーも「全部、あなたの実力よ。いじめは私も嫌い。これでベッキーも思い知ったでしょ」と再び、抱き合った。

リング上での人気上昇中のデュプリはトレーディングカードも人気上昇中。TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」では、デュプリの初の「TOPPS NOW」を制作。抽選で当たる「LUCKY HIT」に直筆サインを企画して、初戴冠を祝福した。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。
























