【コラム】藤池店長の「2025日本プロ野球 今月の注目選手」特別編

こんにちは!ミント名古屋店店長の藤池です!

Aクラス入りしたチームはCSへ。日本一への争いが楽しみです。
Bクラスとなったチームは、ドラフトやフェニックスに注目ですね。
今回は今シーズンピックアップした選手で特に大きく飛躍した選手を挙げてみようと思います。
この1年でカードの価値もグッと高まったかも!?

  • セントラルリーグ

■読売ジャイアンツ (Vol.1ピックアップ)  田中 瑛斗 投手 #45

62試合に登板し、37HPで防御率2.13と素晴らしい成績を残し、大きな飛躍を遂げることに。1年間安定してブルペンを支え続け、ピンチの場面での闘志あふれる好救援も印象的でした。特に勝負どころの夏場以降の数字が見事で、この3か月で20HPを挙げています。序列も徐々に上がっていっています。絶対的な存在、大勢、マルティネスまで繋ぐ、信頼できる好投手。CSは残念でしたが、来シーズンも楽しみです。

■阪神タイガース (Vol.2ピックアップ)  及川 雅貴 投手 #37

右のリリーバーでは、石井大智が歴史的な成績を残し、大きな話題となりましたが、左ではこの及川の存在がリーグ制覇には大きかったですね。リーグ最多の66試合に登板し、防御率0.87、52HPと圧倒的な数字を残しました。その他にも、イニング数を超える奪三振数やWHIP0.82という部分にも凄みを感じますね。オールスターにも初選出。この後のポストシーズンはもちろん、日本代表での活躍にも期待がかかります。

■横浜DeNAベイスターズ (Vol.1ピックアップ)  宮城 滝太 投手 #65

シーズン50試合登板到達と、リリーバーとしてフルシーズン投げぬきました。8月以降は疲労もあってか成績が少し下降したものの、防御率2.08に18HPと大きく成長し、来シーズンも楽しみな存在に。チームのリーグ2位確保にも大きく貢献しましたね。レギュラーシーズン最終盤での怪我もあり、ポストシーズンでの登板は微妙なところですが、ベンチ入りすれば心強い選手になることは間違いありませんね。

■広島東洋カープ (Vol.5ピックアップ)  羽月 隆太郎 内野手 #00

自己最多の74試合に出場し、チーム最多の17盗塁を記録。今季は、夏場が特に好調でしたね。100打席以上に立ち、打率.295も良い数字ですが、出塁率.373が際立ちます。OPS.725も打者として侮れない存在であることを示していますね。5位に沈んだチームの中で、明るい材料のひとつ。来シーズンは内野の定位置を確保して、盗塁や出塁率の上位争いにも食い込んでいってほしいですね。

■東京ヤクルトスワローズ (Vol.2ピックアップ)  古賀 優大 捕手 #2

シーズン途中から、メイン捕手に起用され、自己最多の87試合出場。74安打で打率.280を記録するなど、打力が大きく向上。代打の必要がない捕手として、最下位に沈んだチームの中で奮闘しました。元より評価の高かった守備面でも5割の盗塁阻止率を記録。リーグ最高の数字で、実力の高さを証明しました。来季は選手会長にも就任。レギュラー奪取に本格的に望むこととなる26年シーズンに注目です。

■中日ドラゴンズ (Vol.3ピックアップ)  田中 幹也 内野手 #2

今シーズンは昨季を上回る85安打を記録。打率.270、OPS.651はいずれも今季大きく向上させたスタッツに。得点圏打率.373も突出していて、チャンスメイクもクリーンアップも出来る、器用な選手ですね。シーズン最終盤の9月には打率4割超えで、OPSも9を超えてきていました。体調面が良好な状態でシーズンを過ごせば、ドラゴンズ打線に厚みをもたらす存在になりそうですね。守備面は非常に高い水準で安定しています。

 

  • パシフィックリーグ

■福岡ソフトバンクホークス (Vol.4ピックアップ)  野村 勇 内野手 #99

今年は、オールスター、日本代表にも初選出され、一気に名を挙げましたね。わずかに規定打席には届かなかったものの、安打数は100を超え、打率.271、OPS.733、盗塁18と多くの素晴らしい成績を残しました。特に勝負強い打撃が光り、得点圏打率.354、5本塁打、31打点はチームのリーグ優勝にとって大きなものとなりました。競争の激しいホークス野手陣において、一歩リードしている存在ですね。

■北海道日本ハムファイターズ (Vol.3ピックアップ)  達孝太 投手 #16


ダルビッシュ有、大谷翔平と大型の高卒投手育成に定評のあるファイターズ。2人とダブる部分のある投手がまた現れましたね。5月に今季初登板を果たすと、無敗のままシーズン6連勝を記録。最終的に8勝2敗で6つの貯金を作り、100イニング強を投げ、防御率2.09、WHIP 0.93と圧倒的な成績を残しました。将来的にはMLB挑戦も期待される逸材。来シーズン、どこまで成績を伸ばしていくのか非常に楽しみですね。

■千葉ロッテマリーンズ (Vol.3ピックアップ)  寺地 隆成 捕手 #65

高卒2年目ながら、4番を任されることもあるなど、才能あふれる打撃が魅力の捕手。守備での負担も多いポジションながら、1年間1軍出場を続け、規定打席にも到達。体の強さも若手選手の中では突出していますね。素晴らしいバットコントロールで三振が少ないのも魅力です。来季は監督も代わり、新しいチームに。貴重な打てる捕手として、スターダムを駆け上がっていってほしいですね。

■東北楽天ゴールデンイーグルス (Vol.4ピックアップ)  中島 大輔 外野手 #32

主にライトで起用され、初の規定打席到達。リーグ5位の22盗塁を記録するなど、スピードを活かしたプレーが印象的でした。加えて6本塁打を記録するパンチ力も併せ持ち、バランスの取れた好選手であることがわかりますね。全体的に各スタッツが昨季から大きく向上した形になりました。打順も上位から下位まで満遍なくこなし、頼れる存在に。来季は、上位打線で盗塁王を狙う活躍を見せて欲しいですね。

■オリックス・バファローズ (Vol.4ピックアップ)  太田 椋 内野手 #31

一時は4割を超える打率で、首位打者争いのトップにも立つほどの活躍。ドラフト指名時から、高い評価を受けていた右のスラッガーがいよいよ開花の時を迎えました。最終的には、怪我での離脱期間こそあったものの、自身初となる2桁本塁打を記録。リーグでもトップクラスのセカンドに成長しました。打線の中軸として、来季こそフル出場で打撃タイトルに挑戦した欲しい存在です。

■埼玉西武ライオンズ (Vol.1ピックアップ) 西川 愛也 外野手 #51

レギュラー定着、オールスターにも初出場と大ブレーク。安打数や盗塁数でも上位に名を連ねる活躍で、新星ライオンズ打線に無くてはならない存在に。シーズン途中に離脱期間もありましたが、多くの試合で上位打線を務め、2桁本塁打も記録。OPS7超えは、打低のシーズンでひときわ輝きました。守備面での評価も高く、ゴールデングラブ賞の候補との呼び声も。12球団の若手選手の中でも特に大きく伸びた存在ですね。

次回もお楽しみに!

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文:藤池雄一郎【MINT名古屋店 店長】
あらゆるスポーツの知識に長けたベテラン店長。特にプロ野球に精通しており、カードの知識も豊富。
現在はミント名古屋店の店長として、トレーディングカードの普及に尽力している。
様々なチームマスコットのファンでもあり、マスコット関連の知識はミントでも一番。応援チームはヤクルト・名古屋グランパスエイト。
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