「フランツ・ベッケンバウアー・スーパーカップ」は8月16日、ドイツ・シュツットガルトのMHPアレーナで行われ、バイエルン・ミュンヘンが2-1でVfBシュツットガルトを下し、最多となる通算10回目の優勝を飾った。
昨季のブンデスリーガ王者とドイツカップ勝者による新シーズンの開幕を告げる一戦。昨年、亡くなったレジェンドのフランツ・ベッケンバウアー氏の名を冠しての初開催となった。
バイエルンは18分、ハリー・ケインのゴールで先制。「こうやってシーズンをスタートさせたかった。あと1、2点取れていれば良かったけど、よくボールを回し、チームとしてハードにプレーできた」とケインは話した。
後半に入ると、6万人の観衆に押されて同点弾を狙うシュツットガルトに対してカウンターを仕掛け、77分に新加入のルイス・ディアスがヘディングで2点目を奪った。
ディアスはコーナーフラッグ付近まで走るとピッチに座り、ゲームをするゴールセレブレーションを披露。7月に交通事故で亡くなった元チームメートのジオゴ・ジョタ選手に敬意を表した。
今夏にリバプールからバイエルンへ移籍したディアスは、いきなりタイトル獲得に貢献することになった。
バイエルンは後半アディショナルタイムに1点を返されたが、シュトゥットガルトの反撃を振り切り、勝利。2025-26シーズンの公式戦初タイトルを獲得した。
バイエルンはその後、シュツットガルトの反撃を試合終了間際のジェイミー・ルウェリングの1点に抑え込んだ。
バイエルンは、22日にホームでRBライプツィヒとのリーグ開幕戦に臨む。一方のシュツットガルトは、23日に敵地でウニオン・ベルリンと対戦する。
ブンデス・リーガのトレーディングカードの制作・販売の権利を持つTOPPS社ではオンデマンドカード「TOPPS NOW」で、今季のブンデスの発注受付をスタート。バイエルンの表彰式、ケイン、ディアスがカードになった。今季もブンデスの「TOPPS NOW」をはじめとしたトレカの熱い幕開けとなった。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。