Wリーグは5月4日、「Wリーグアウォーズ」をが5月4日、都内で開催。Wリーブプレミア(1部)、Wリーグフューチャー(2部)の表彰選手が発表された。今季から2部制になったWリーグにとって「Wリーグアウォーズ」は初開催になった。
プレミアのシーズンMVPには、富士通レッドウェーブのポイントガード、町田瑠偉が選ばれた。シーズンMVPは各チームのヘッドコーチやメディアの投票で選出。富士通は4月のプレーオフファイナルでデンソーアイリスに3勝2敗で競り勝って2年連続3回目の優勝を果たした。
町田は今季、1試合平均10.8得点9.4アシスト4.2リバウンド。8回目となるリーグ最多アシストをマークし、司令塔としてチームをリーグ連覇と全日本選手権の皇后杯との2冠獲得に貢献した。宮澤夕貴と10点差の接戦を制し、プレーオフMVPに続き個人2冠に輝いた。
「大変うれしく、また大変びっくりしている。みんなが輝いてくれたら1番うれしいし、それが自分の役割だと思っている。チームメートにとってもらった賞だと思うので感謝したい」と表彰台で話した。
シーズン最多得点には1試合平均で14.71得点を記録したアイシンウィングスの渡嘉敷来夢が2年連続で輝き、6回目の受賞となった。
富士通からは、BTテーブスHCが2年連続2回目となるコーチ オブ ザ イヤー、移籍1年目の宮下希保がベスト6thマン、町田と宮澤も大差をつけてベスト5を受賞した。
ルーキー・オブ・ザ・イヤーには、トヨタ紡織サンシャインラビッツのディマロジェシカワリエビモエレが受賞。1試合平均14.1得点15.4リバウンドとインサイドでの強さを見せ、2位に78点差をつけた。
Wフューチャーの初代レギュラーシーズンMVPは、大激戦の末に三菱電機コアラーズの笠置晴菜が選出された。笠置は1試合平均12.3得点3.4アシスト3.0リバウンドで、チームをフューチャー2位に導いた。
【Wリーグ2024-25 アウォーズ表彰者 Wプレミア】
≪レギュラーシーズンMVP≫
町田瑠唯(富士通レッドウェーブ) 初受賞
≪ルーキー・オブ・ザ・イヤー≫
ディマロジェシカワリエビモエレ(トヨタ紡織三茶院ラビッツ)
≪コーチ・オブ・ザ・イヤー≫
BTテーブス(富士通レッドウェーブ) 2年連続2回目
≪ベストディフェンダー≫
佐藤由璃果(シャンソン化粧品サンシャインVマジック) 初受賞
≪ベスト6thマン≫
宮下希保(富士通レッドウェーブ) 初受賞
≪ベスト5≫
町田瑠唯(富士通レッドウェーブ) 4年連続8回目
白崎みなみ(シャンソン化粧品サンシャインVマジック)初受賞
吉田舞衣(シャンソン化粧品サンシャインVマジック)初受賞
宮澤夕貴(富士通レッドウェーブ)5年ぶり5回目の受賞
イゾジェウチェ(シャンソン)初受賞
【レギュラーシーズン・アウォーズ表彰者 Wフューチャー】
≪レギュラーシーズンMVP≫
笠置晴菜(三菱電機コアラーズ)
≪ルーキー・オブ・ザ・イヤー≫
樋口鈴乃(プレステージ・インターナショナル アランマーレ)
≪コーチ・オブ・ザ・イヤー≫
萩原美樹子(東京羽田ヴィッキーズ)
≪ベストディフェンダー≫
河村美侑(新潟アルビレックスBBラビッツ)
≪ベスト6hマン≫
本橋菜子(東京羽田ヴィッキーズ)
≪ベスト5≫
笠置晴菜(三菱電機コアラーズ)
千葉歩(東京羽田ヴィッキーズ)
髙原春季(東京羽田ヴィッキーズ)
小菅由香(三菱電機コアラーズ)
栗林未和(東京羽田ヴィッキーズ)
町田はトレーディングカードでもMVP級の存在。Wリーグのオフィシャルカードはもちろん、高い人気を誇る。
初カードとなった2020年のBBM「シャイニングヴィーナス」では大谷翔平投手(ロサンゼルス・ドジャース)の真美子夫人(旧姓・田中)と、富士通時代のチームメートとしてのツーショットカードも収録された。ふたりのチェキカードや、コラボサインカードもある。BBM「INFINITY」「MASTERPIECE」など、オールスポーツカードの常連で、昨年は「CROWN」にも登場。直筆サインカードはMINTモールに出品されている。
日本国内だけでなく、ワシントン・ミスティクスで日本人4人目のWNBA出場を果たした2022年にはPANINI「PRIZM」でカードも作られた。こちらも貴重な1枚として現在も人気を集めている。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。