WWEの年間最大イベント「レッスルマニア41」のDAY2が4月20日、ネバダ州パラダイスのアレジアント・スタジアムで開催された。もはや世界的ともいえる大会の第1試合では王者のイヨ・スカイがWWE女子最強のふたりと言われるビアンカ・ブレア、リア・リプリーとのトリプルスレッドタイトルマッチを制して、WWE女子世界王座を防衛した。日本人女子レスラーとして「レッスルマニア」初勝利となった。
筋肉隆々のビアンカとリプリーがパワフルな技を繰り出す中、イヨはスピードと「ジーニアス・オブ・スカイ」と呼ばれる空中戦で対抗。13分過ぎに、コーナーポストに上がったリプリーに対して、かつて、王座を奪った雪崩式のフランケンシュタイナーを狙ったイヨだったが逆に振り子のようにコーナーポストにたたきつけられKOされてしまう。
王者不在のスキに、ビアンカとリプレーが激突。必殺の「キス・オブ・デス(KOD)」でリプリーを仕留めたビアンカが3カウントを数える寸前に、復活したイヨが華麗にムーンサルトプレスをふたりに浴びせ、ブレアから3カウントを奪った。
悪役のユニット「ダメージ・コントロール」のリーダー的存在から、その戦いぶりでユニバース(WWEファン)のハートをつかみ、すっかり人気レスラーになったイヨの快挙に、63,226人の観衆も第1試合から大興奮。TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」もイヨの快挙カードを制作。ラッキーカードは1 of 1のサイン。「ジーニアス・オブ・スカイ」のカードも世界に飛んだ。
≪レッスルマニア41 DAY2試合結果≫
【第1試合】
☆WWE女子世界王座トリプルスレッドタイトルマッチ
〇イヨ・スカイ(王者) – ●ビアンカ・ベレア – リア・リプリー
【第2試合】
☆シンシティ・ストリートファイト戦
〇ドリュー・マッキンタイア – ダミアン・プリースト●
【第3試合】
☆WWEインターコンチネンタル王座フェイタル4ウェイタイトルマッチ
ブロン・ブレイカー(王者)⁻ 〇ドミニク・ミステリオ – ペンタ – ●フィン・ベイラー
【第4試合】
〇ランディ・オートン - ジョー・ヘンドリー(ケビン・オーエンスの欠場により、対戦者に名乗り)●
【第5試合】
☆女子タッグ王座戦
●リヴ・モーガン&ラケル・ロドリゲス(王者組)-ライラ・ヴァルキュリア&〇ベッキー・リンチ(襲撃されたベイリーに代わり出場=挑戦者組)
【第6試合】
〇ローガン・ポール – AJスタイルズ●
【第7試合=メインイベント】
☆統一WWE王座タイトルマッチ
●コーディ・ローズ(王者) – ジョン・シーナ(挑戦者)〇
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。