
大相撲春場所14日目は3月21日、エディオンアリーナ大阪で行われ、東関脇・霧島(鐡力=本名・ビャンブチュルン・ハグワスレン、音羽山部屋)が14場所ぶり3度目の優勝を果たした。霧島は大関・安青錦に敗れて2敗に後退したが、3敗で追っていた横綱・豊昇龍、前頭・琴勝峰がともに敗れたため、千秋楽を残して優勝が決まった。
「荒れる春場所」でも、大関経験のある29歳の実力者が3年前に初優勝した大阪の地で、再び大きな存在感を見せた。

前頭2枚目で臨んだ2025年11月の九州場所と、関脇に復帰したことしの初場所でともに11勝をあげて敢闘賞を受賞した霧島の持ち味は左四つに加えて前まわしを取っての寄り、さらに強じんな足腰を生かした粘り強い相撲。今場所でも力強く当たってまわしを引く得意の形に加えて土俵際の動きのよさも光った。
11日目には1敗で並んでいた平幕の豪ノ山を退けて単独トップに立ち、続く12日目は豊昇龍を力強い投げ技で撃破。3日目から13日目まで自己最長の11連勝として賜杯を引き寄せた。

2014年にモンゴルから18歳で来日し、2015年夏場所で初土俵。2019年春場所で新十両、2020年初場所で新入幕と番付を上げた。
新関脇だった2023年春場所で初優勝し、同年5月の夏場所後に大関に昇進。しこ名を「霧馬山」から、当時の師匠だった陸奥親方(元大関)の現役時代と同じ「霧島」に改名した。

大関としては6場所在位し、2023年九州場所で2度目の優勝。首痛の影響で2024年春場所から2場所連続で負け越し、2024年名古屋場所で関脇に陥落した。
「自分の相撲は負けてしまって、本当は勝てれば一番よかったが、優勝を決められてよかった。なにより娘から『万歳したい』と前から頼まれていたので、それができるのでよかった」と霧島は話した。
「大関から陥落したが、諦めずに自分のできることをやろうと信じてやってきた。一番の支えは稽古だった。まだ1日あるのでしっかり集中していきたい」と気を引き締めた。


大関再昇格も濃厚になった霧島だがBBM「大相撲」カードでは人気のインサートカード「TREASURE」になるなど注目の力士でもある。5月に発売予定の「BBM 2026 大相撲カード『郷』-SATO-」でも25枚限定の「TREASURE」になる予定となっている。今後は大関昇格カードなども収録されることになるだろう。



























