
第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は3月17日、マイアミのローンデポパークで決勝を行い、ベネズエラが米国を3-2で破り、初優勝を飾った。
ベネズエラは準々決勝で連覇を狙った日本代表侍ジャパンに逆転勝利。準決勝ではイタリアを下し、決勝に勝ち上がった。
3回、1死二、三塁で、準決勝まで打率.435と好調のマイケル・ガルシア内野手(ロイヤルズ)の左犠飛で先制。5回には日本相手に逆転3ランを放ったウィルヤー・アブレイユ外野手(レッドソックス)の中越えソロでリードを広げた。
米国は8回、ブライス・ハーパー内野手(フィリーズ)が中堅右へ起死回生の同点2ランを運び、追いついた。
しかし、ベネズエラは9回、先頭のルイス・アラエス内野手(ジャイアンツ)が四球を選び、すかさず代走が二盗。無死二塁とし、ダイヤモンドバックス、マリナーズで昨季、49本塁打をマークしたエウヘニオ・スアレス内野手(レッズ)が中前へ決勝の適時二塁打を弾き返した。

まるで、日本野球のような攻撃だった。ベネズエラのロペス監督は、準々決勝の試合前「日本の野球だけでなく、日本という国を尊敬している。規律や文化はもちろん、プレーや、準備のやり方にも感銘を受けている」と話していた。出場チーム中2位の9盗塁、最多の4つの犠飛も光った。

9回裏をダニエル・パレンシア投手(カブス)が決勝トーナメント3試合連続セーブで締めた。ベネズエラはアンドレス・マチャド(オリックス)を含め、今大会で7回以降を3失点に抑える強力ブルペン陣が優勝を支えた。
最優秀選手(MVP)には、今大会10安打、7打点のガルシアが選ばれた。
アメリカは今大会、MLBで本塁打王の経験がある5人、サイ・ヤング賞の受賞者を3人招集し、前回大会で日本に決勝で敗れた雪辱を狙った。だが、この決勝ではキャプテンのアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)が3三振を含む4打数無安打に抑えられるなど強力打線がヒット3本に抑えられ、2大会連続の準優勝で大会を終えた。
ベネズエラ政府は同国代表チームがWBCで初優勝したことを受け、3月18日を国民の祝日とすると宣言した。

TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」ではこの試合から表彰式の集合写真、決勝打のスアレス、胴上げ投手となったパレンシアの3種のトレーディングカードを発売。さらに、チームセットの受注もスタートした。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。



























