
大相撲初場所の千秋楽が1月25日、両国国技館で行われ、ウクライナ出身の新大関・安青錦(新大=あらた)が2場所連続優勝を飾った。本割で大関・琴桜を下した後、3敗で並んだ平幕・熱海富士との決定戦を制した。新大関Vは2006年夏場所の白鵬以来、史上9人目となった。
本割で琴桜を力強く寄り切り、迎えた熱海富士との決定戦。立ち合いは代名詞の低い当たり。土俵際まで攻められても90キロ近い握力で右下手を引きつけ、最後は逆転の首投げ。先場所に続き決定戦を制した。
「信じられない。うれしい。責任感を持って、しっかり結果を出せて良かった。大関として違った緊張感があった」と安堵の表情を浮かべた。

新関脇、新大関での連続Vは1937年春場所の双葉山以来、89年ぶり2人目の快挙となった。「自分は足元にもいかない」と謙遜するが、かつて新大関Vを経験した玉ノ井親方(元大関・栃東)は「安青錦も立場は変わったけどスタイルを変えなかった。挑戦者のままだった」と称えた。
12日目からは象徴だった青の締め込みを黒に変更した。安治川親方(元関脇・安美錦)が現役時代に使用していたものを譲り受けた。好調時に締め込みを替えるのは異例だが、新たなスピリットとパワーが宿った。千秋楽まで締め、「うれしい。一緒に戦っている」と話す安治川親方とともに、師弟で2度目の賜杯を抱いた。
次回の春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)では早くも綱獲りとなり、双葉山、照国に並ぶ史上最速の大関2場所通過に挑む。初土俵から所要16場所での横綱昇進となれば年6場所制以降、史上最速(付け出しを除く)。新入幕から所要7場所での昇進なら大の里を抜くスピード記録となる。

その春場所千秋楽翌日の3月23日は22歳の誕生日。「しっかり来場所も結果を出せるように頑張ります」欧州出身初の横綱へ、安青錦の挑戦はまだまだ、続く。
安青錦の最新トレーディングカードは1月16日に発売されたばかりの「BBM 2026 大相撲カード」。レギュラーカードだけでなく、「初優勝&新大関誕生」のインサートカード、サインカードも収録されている。次回作にも優勝カードが封入されることが確実に。さらに「新横綱」カードも作られるかもしれない。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。



























