
明治安田生命J1リーグは12月6日、最終節が行われ、首位の鹿島アントラーズが2-1で横浜F・マリノスに勝利。9年ぶり9度目の優勝を決め、リーグ最多の優勝回数を更新した。優勝の可能性が残されていた柏レイソルもこの日勝利したが、及ばなかった。
勝てば無条件で優勝が決まる鹿島は、4連勝中と好調の14位、をホームに迎え、スタジアムには3万7000人余りのサポーターが詰めかけた。
鹿島は前半20分、13試合ぶりに先発出場した荒木遼太郎が粘って折り返したクロスボールを、得点ランキングトップのレオ・セアラが、マークに付かれながらも右足で合わせ、今シーズン20ゴール目で先制した。

後半12分には前線からの激しいプレッシャーでボールを奪ったところからカウンター。レオ・セアラがクロスボールを今度は頭で合わせて、2-0とリードを広げた。
終了間際に1点を返されたが、最後は全員が体を張ってリードを守り切りった。リーグで2番目に少ない31失点に抑えた「伝統の堅守」で、最後は15試合負けなしで最終節までもつれたシーズンを勝ち抜いた。

「最高です。本当にうれしい。たまたま自分が監督のタイミングで優勝できたが、この9年間の悔しさがひとつになってきょうの勝利になったと思う。選手も頑張ったが、最後にここで戦えてこんなに心強いことはなかったし、やっぱり『最強』でした」と鬼木達監督は話した。
鹿島は今季加入したレオ・セアラがこの日の2ゴールを加えて21得点とし、得点王に輝いた。「今の感情をことばに表すのはすごく難しいが、チーム一丸となって目標に向かって戦い続けた結果が実ったのでものすごくうれしい気分だ。難しい試合ではあったが、点を重ねることができてものすごくよかった」とレオ・アセラは涙をにじませた。
エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」では鹿島の9年ぶりの歓喜を限定カードにする。もちろん、この日のレオ・セアラのカードも作られる。
エポック社では新シリーズとなる「EPOCH 2025-26 Jリーグオフィシャルトレーディングカード X-tra TIME」を来年2月28日に発売すると発表。直筆サインカードはすべて20枚以下で、新たにJリーグXブルーロックコラボカードを収録した。J1のシーズンは劇的な幕切れとなったが、トレーディングカードの興奮はまだまだ、続く。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。



























