
シカゴ・ワイトソックスと2年契約を結んだ村上宗隆内野手が12月22日、本拠地のレートフィールドで入団会見を行った。TOPPS社ではオンデマンドカード「TOPPS
NOW」で早速、「ホワイトソックス・村上」の初カードの発注受付をスタートした。
会見の冒頭で、村上はホワイトソックスのホームのユニホームである白をベースに黒の縦じまが入ったユニフォームに袖を通した。すでに発表されていた背番号5もはいっていた。
そして自己紹介をしたあとチーム名にちなんで持参した白い靴下を見せ、英語で「Let’s get to work=仕事を始めよう」と呼びかけ、報道陣をわかせた。
「スタートラインに立てた気持ちだ。野球のおもしろさ、すばらしさ、楽しさをこの球場で表していきたい」と喜びを口にした。
ホワイトソックスは若手中心のチームで今シーズンも102敗を喫し、2年連続でアメリカン・リーグ中地区で地区最下位と低迷が続く。他球団からのオファーもある中、ホワイトソックスを選んだ理由について「ホワイトソックスはこれからのチーム。そういうチームの一員になることがすごく好きなので、それが決め手だった。僕にすごく合っていると思う」と話した。
長期契約も予想されていた中、2年契約となったことには「短くても、長くてもしっかり野球と向き合って成長することを目標にしている。そこに驚きはなかったし、まだまだ僕の人生は続くので、しっかりここでスタートして頑張っていきたい」と話した。
また、入団会見後の取材で「決定したわけではないが、僕としてはWBCで日の丸を背負って戦いたい気持ちがある」と話し、ワールドベースボールクラシックへの出場に強い意欲を示した。ホワイトソックスのクリス・ゲッツGMも「これが彼にとって重要なことだとわかっていたし、全く問題ない。WBCでプレーし、彼がホワイトソックスの一員だということが広く知られるのは、私たちにとってもプラスだ」とした。
今オフのフリーエージェントの中でも注目度が高かったことを証明するかのように、TOPPS社が24時間限定で発注を受け付け、注文分しかプリントしない限定トレカの「TOPPS NOW」で村上の入団会見カードを制作した。残念ながら、購入者の中から抽選で当たる「LUCKY HIT」に直筆サインカードはないようだが、シリアルナンバー入りのカラーバリエーションは作られる模様だ。
直筆サインカードが作られなかったことから、TOPPS社が村上とサインに関する契約をまだ、結んでいないことが予想される。今後はPANINI社を始め、各社から村上のサインカードが登場するかもしれない。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。


























