【コラム】GK権田修一がACLEで「神戸デビュー」! 日本代表復帰へ、代表トレカ復帰へ!

AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の1次リーグ、ヴィッセル神戸-メルボルン・シティー(オーストラリア)戦が10月1日、ノエスタで行われ、神戸が1-0で勝利。ハンガリー1部のデブレツェニVSCから移籍した元日本代表GKの権田修一が神戸デビューを飾った。

9月20日にデブレツェニVSCからの完全移籍が発表されてから10日間。2022年のFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会で、全4試合に出場して、日本の16強進出に貢献した守護神が帰ってきた。

2024年まで清水エスパルスでプレーし、移籍したデブレツェニを6月に退団していた。Jリーグの登録期限を過ぎていたため、今季はリーグ戦に出場できず、出番はアジア・チャンピオンズリーグ・エリートに限られていた。

経験豊富ではあるが、5月以来の実戦となった。「めっちゃ緊張しました。(シュートセーブの機会はなかったが)今日は(失点)ゼロで抑えないと勝ち点3は取れない試合内容だったので、しっかり抑えて勝ち点3を取れたのは良かった」と話した。

神戸の後半アディショナルタイムの決勝点は、権田から生まれた。ロングキックをつないで、最後はMF汰木康也が決めた。「このチームは蹴った時のオーガナイズがすごくしっかりされているので、立ち位置を取ればそれでチャンスになる感覚はある。僕のキックじゃなくて、終盤のきつい時間でも信じてポジションを取れる良さが出た」と謙遜した。

「後半に(主力に)交代した後のような迫力や勢い、アグレッシブさを(前半から)出せるようにしたい。週末は(リーグ戦の)メンバーに入れず悔しい思いをする選手と一緒に練習をする。そういうところでもっと求めて、ベースをもう1段上げる」と新天地での役割も口にした。

森保一監督の方針もあり、日本代表はJリーグではJ1のチームから選出される。そのため、代表から外れた権田は、ハンガリーに移籍しチャンスを待ったが実らなかった。移籍後の全体練習では「アジアの舞台で活躍できることを証明すれば、日本代表につながる」と意欲をのぞかせた。

PANINI「2022 PRIZM FIFA World Cup Qutar」でもカード化されるなど日本代表の守護神として知られた36歳のベテランGK。エポック社の日本代表カードだけでなく、カルビー「日本代表チームチップス」にもカードが収録されてきた。日本代表への復帰、日本代表のトレーディングカードへの復帰はなるだろうか。

Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。

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