福岡ソフトバンクホークスは9月27日、ベルーナドームでで埼玉西武ライオンズに4⁻1で下し、2年連続21回目のリーグ優勝を飾った。エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」ではこの優勝決定試合から7種類のトレーディングカードを発売した。
ホークスは1点を追う2回2死一、二塁で野村勇外野手が中前適時打を放ち同点に追いついた。
1対1の同点で迎えた5回1死一、二塁で栗原陵矢内野手が中越えの2点適時二塁打を放って勝ち越した。「なんとかしたい気持ちがいちばんだった。(川瀬)晃のバントでああいう流れ(犠打失敗)になったので、自分が何とかしたいなというかカバーできたらという気持ちはあった」と主将は話した。
さらに、1死、一、三塁のチャンスで柳町達外野手の右前適時打でこの回、3点を奪いリードを広げた。
先発の有原航平投手は、1回に1点を失ったが、その後はフォークボールを低めに集めて立ち直り、7回を5安打1失点に抑え、7三振を奪う好投を見せた。「開幕投手もやらせてもらっていいスタートが切れなかったので、きょうは何とか決めたいなと思っていた。いつもどおりバッターに向かって集中できていた」と話した。
藤井皓哉投手からバトンを受けた杉山一樹投手が9回を三者凡退で締めくくり、胴上げ投手となった。「点差もあったので楽にマウンドに上がれた。いろいろな人が頑張ったので僕が負けにはしたくなかった」と新守護神は30セーブ目を振り返った。
優勝が決まると、小久保裕紀監督はコーチ陣と抱き合い、選手たちは一斉にベンチを飛び出してハイタッチ。選手たちは、小久保監督をマウンド付近で7回、胴上げした。
「優勝が決まった瞬間は、われを忘れて喜びすぎました。こういう形で胴上げさせてもらって本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今いるメンバーが最強だと思いながら戦ってきました。レギュラークラスが離脱する中で、チャンスだと待ち構えていた若手がカバーしてくれて、途中からは頼もしかったです。本当に苦しいシーズンだったが全員の力がなければ、きょうの2連覇は達成できなかったと思います」と小久保監督は話した。
今回の「エポワン」は7種類。
#1197【有原航平】大一番での好投で今季13勝目(2025シーズンリーグ優勝決定試合)(25.9.27)
#1198【杉山一樹】今季30セーブ目で胴上げ投手(2025シーズンリーグ優勝決定試合)(25.9.27)
#1199【野村 勇】流れを取り戻す同点タイムリー(2025シーズンリーグ優勝決定試合)(25.9.27)
#1200【栗原陵矢】リーグ優勝を決める決勝タイムリー(2025シーズンリーグ優勝決定試合)(25.9.27)
#1201【柳町 達】大一番で貴重な追加点となるタイムリー(2025シーズンリーグ優勝決定試合)(25.9.27)
#1202 【福岡ソフトバンクホークス】2025シーズン パシフィック・リーグ優勝(2年連続23度目(1リーグ時代を含む)(25.9.27)
#1203 【小久保裕紀】史上4人目となる新人監督から2年連続優勝(2025シーズンリーグ優勝決定試合)(25.9.27)
いずれのカードも表も裏面も感動が伝わってくる仕上がりになった。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。最近はトレカだけでなく、米国のリサイクルショップを回り、地元のアマ、プロチームの中古Tシャツ集めにはまっている。