NBAドラフト2025が6月25日、ニューヨークでスタートし、各チーム1巡目の指名が行われた。ドラフトロッタリーで全体1位指名権を獲得したダラス・マーベリックスはクーパー・フラッグ(デューク大)を指名した。
18歳のフラッグは2024-2025シーズンに平均19.2点、7.5リバウンド、4.2アシストと攻守でオールラウンドな活躍を見せた。
全体2位では、サンアントニオ・スパーズはディラン・ハーパー(ラトガース大)を指名。ドラフト前に各チームが行うワークアウトに参加せずに指名を待ったエース・ベイリー(ラトガース大)は全体5位でユタ・ジャズに指名された。
過去2年間ではフランスでプレーしたビクター・ウェンバンヤマ、ザッカリー・リザシェイら、NCAAでプレー経験のない選手たちの上位指名が多かったが、今年は全体12位にドイツでプレーをしたノア・エセンゲがシカゴ・ブルズに指名されるまでNCAAの選手が続いた。
全体16位ではメンフィス・グリズリーズが中国出身の大型センター、ヤン・ハンセンを指名。その後のトレードでポートランド・トレイルブレイザーズが獲得した。
マイアミ・ヒートが全体20位で指名したカスパラス・ヤクチョニス(イリノイ大)は昨季、米国でプレーしたリトアニア人ガードで、大学入りする前は、16歳でリーガACBのバルセロナでデビューした経験を持つ。
TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」では早速、全体1位のフラッグをはじめ、上位指名選手をカード化。サインカードも作られた。
さらに、ドラフトに備え、ニューヨーク入りしていたデュランとベイリーが、MLBニューヨーク・ヤンキースとニューヨーク・メッツでそれぞれ、始球式を行った「TOPPS NOW」も、MLBのカテゴリーから発売された。
NBAのトレカの制作・販売の権利はPANINI社が持っており、TOPPS社のプロバスケットカードにはNBAチームのロゴマークなどは入らないが、ウェンバンヤマの始球式カードが注目を浴びたように、それぞれのファーストカードとして人気を集めそうだ。
1巡目の指名結果は以下の通り。
※G=ガード、F=フォワード、C=センター。
1位 マーベリックス=クーパー・フラッグ(G/F デューク大1年)
2位 スパーズ=ディラン・ハーパー(G ラトガース大1年)
3位 76ers=VJ・エッジコム(G ベイラー大1年)
4位 ホーネッツ=コン・カニップル(G デューク大1年)
5位 ジャズ=エース・ベイリー(G/F ラトガース大1年)
6位 ウィザーズ=トレイ・ジョンソン(G テキサス大1年)
7位 ペリカンズ=ジェレマイア・フィアーズ(G オクラホマ大1年)
8位 ネッツ=イェゴール・デミン(G BYU1年)
9位 ラプターズ=コリン・マレー・ボイルズ(F/C サウスカロライナ大2年)
10位 ロケッツ → サンズ=カマン・マルアチ(C デューク大1年)
11位 ブレイザーズ → グリズリーズ=セドリック・カワード(G-F ワシントンステイト大4年)
12位 ブルズ:ノア・エセンゲ(G/F フランス)
13位 ホークス → ペリカンズ=デリック・クイーン(F/C メリーランド大1年)
14位 スパーズ=カーター・ブライアント(F アリゾナ大1年)
15位 サンダー=トーマス・ソーバー(C ジョージタウン大1年)
16位 グリズリーズ → ブレイザーズ=ヤン・ハンセン(C 中国)
17位 ウルブズ=ヨアン・ベランジェ(C フランス)
18位 ウィザーズ → ジャズ=ウォルター・クレイトン(G フロリダ大4年)
19位 ネッツ=ノーラン・トラオレ(G フランス)
20位 ヒート=カスパラス・ヤクチョニス(G イリノイ大1年)
21位 ジャズ → ウィザーズ=ウィル・ライリー(G/F イリノイ大1年)
22位 ホークス → ネッツ=ドレイク・パウエル(G/F ノースカロライナ大1年)
23位 ペリカンズ → ホークス=エイサ・ニューウェル(F/C ジョージア大1年)
24位 サンダー → キングス=ニーク・クリフォード(G/F コロラドステイト大3年)
25位 マジック=ジェイス・リチャードソン(G ミシガン大1年)
26位 ネッツ=ベン・ザラフ(G イスラエル)
27位 ネッツ=ダニー・ウルフ(C ミシガン大3年)
28位 セルティックス=ウーゴ・ゴンサレス(G/F スペイン)
29位 サンズ → ホーネッツ=リアム・マクニーリー(G/F コネチカット大1年)
30位 クリッパーズ=ヤニック・コナン・ニーダーハウザー(C ペンステイト大3年)
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。