「ヨネックスレディスゴルフトーナメント 2025」の最終日が6月8日、ヨネックスカントリークラブで行われ、2年目の高野愛姫(あいひ=トラスト銀行インドネシア)が4打差を逆転し、ツアー初優勝を飾った。6位から最終組の2組前でプレーし、9バーディ、1ボギーでツアー自己ベスト「67」を3打更新する「64」。通算15アンダーとした。
アマ時代を含めた前週までのJLPGAツアー通算22試合で、最高位は3週前「Sky RKBレディスクラシック」の11位だった。トップ10入り経験のなかった20歳が、前週「リゾートトラストレディス」を制した2023年プロテスト同期合格の稲垣那奈子に続き、今季ツアー12戦目で4人目の初優勝者となった。
この日、髙野は3番から3連続バーディー、8番からも2連続バーディーを奪い前半でスコアを5つ伸ばした。後半も10番、11番と連続して長いバーディーパットを決めるなどさらにバーディーラッシュを見せ、ボギーは17番の1つにとどめた。
「きょう、ひとつ夢をかなえました。(直近で)予選落ちが2試合続いて『私に優勝できる日が来るのかな』と思いましたが、すぐに勝ててうれしいです」と髙野は話した。「まだまだ無名な私ですが、これで少しでも名前を覚えていただけたらうれしいです」とはにかんだ笑顔を見せた。
5歳でゴルフを始め 中学2年生で「大東建託・いい部屋ネットレディス」に出場した。埼玉栄高から日大に進学。大学在学中の2023年に、高校2年時に続き、2度目のプロテストに挑戦し、合格し、昨年、デビューした。
4打差の2位にイ・ミニョンが入り、首位から出てツアー初優勝を狙った宮田成華はスコアをひとつ落とし、さらに1打差の通算10アンダーで荒木優奈、寺岡沙弥香とともに3位となった。
エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」では、髙野の優勝カードを制作した。さわやかなイエローのウエアに負けないスマイルが似合う1枚となった。
髙野のトレーディングカードといえば、サインカードの可愛らしいイラストも人気。昨年の「 EPOCH 2024 JLPGA OFFICIAL TRADING CARDS TOP PLAYERS」にはルーキーロゴマーク入りのルーキーカードが封入されている。サインカードも、発売前に配布されたプロモカードのプリントサインももちろん、イラスト入りだ。
次々と新しいヒロインが登場するJLPGA、そして、JLPGAカード。だから、女子ゴルフカード収集は楽しい。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。