TOPPS社は、大谷翔平投手(ロサンゼルス・ドジャース)が6月16日に2シーズンぶりに登板した試合をトレーディングカードにしたオンデマンドカード「TOPPS NOW」に20,750枚の申し込みがあったことを発表した。
大谷は、ロサンゼルス・エンゼルス時代の2023年9月に自身2度目となる右ひじじん帯の修復手術(トミー・ジョン手術)を受け、その後は指名打者として出場を続けながら、投手としてのリハビリを続けてきた。
この日のサンディエゴ・パドレス戦でドジャースタジアムのマウンドに上がった大谷は、1回、連続ヒットと自身の暴投で無死一、三塁のピンチを背負うと、マニー・マチャド内野手の中犠飛で先制点を許した。だが、後続はバックの好守もあり内野ゴロ2本に打ち取り、この回で降板。28球の投球で、直球は102マイル(161.2km/h)を計測。平均でも100マイル近い球速をマークした。
大谷単独での「TOPPS NOW」は7枚が発行されている。4月2日のアトランタ・ブレーブス戦でサヨナラ3号を放った際の30,163枚、3月19日の「日本開幕シリーズ」シカゴ・カブス戦での今季1号を放った際の26,931枚に続く枚数となった。それでも、4番目にあたる6月14日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦でのMLB通算250号(今季25号)を放った際の11,711枚には大きく差をつけている。復帰登板のパドレス戦では、前日の発表にもかかわらず、試合開始3時間以上前から開門を待って多くのファンがドジャースタジアムに詰めかけるほど、誰もが「投手・大谷」の雄姿を待っていたことをあらためて、証明した。
ただし、3月19日の試合後に大谷が、山本由伸投手、佐々木朗希投手と東京ドームのマウンド付近で記念撮影した「TOPPS NOW」は99,226枚が発行されている。
6月23日のワシントン・ナショナルズ戦(ドジャースタジアム)で2度目の復帰マウンドに上がる大谷も、再び「TOPPS NOW」になることが予想される。打撃内容次第では久しぶりの「二刀流」カードの復活も期待される。そして、どれだけの発注申し込みがあるか、も注目される。
トレカジャーナル編集部