
TOPPS社の公式SNSから
TOPPS社は6月18日、公式SNSなどで、今後、発売する人気ブランド「TOPPS CHROME」のボックス、パックに佐々木朗希投手(ロサンゼルス・ドジャース)を起用することを発表した。
発売されたばかりの同社「TOPPS SERIES 2」のボックス、パックに大谷翔平投手(ロサンゼルス・ドジャース)が起用され話題になっているが、今季からMLBでプレーするルーキー・佐々木にとっては初のトレカ商品のパッケージ起用になる。
佐々木はここまで、8試合に先発し、1勝1敗。34回1/3イニングを投げ、24奪三振、22四球、防御率4.72を記録。右肩のインピンジメントにより、5月13日から故障者リスト入りしているがチームに帯同しており、テレビ中継などでもベンチにいる姿を見ることができる。
「現在、佐々木はキャッチボールすら行なっていない。今はウエイトトレーニングを通じて身体強化に専念している。少なくとも今年は佐々木抜きで計画を立てなければならなとデーブ・ロバーツ監督。米メディアは指揮官が、今季中の復帰が微妙であることを示唆した、と報じた。
佐々木の米国製トレカは、TOPPS社がドジャースとの契約合意、さらには入団会見や、スプリングトレーニング中の写真を使った人気シリーズの「Road to Opening Day」など、オンデマンドカード「TOPPS NOW」でカード化。単体でのカードでは日本で開催された開幕シリーズでのMLB初登板カードには22,456件の申し込み、5月3日のアトランタ・ブレーブス戦での初勝利カードには13,360枚の申し込みがあるなど注目を集めてきた。
【佐々木朗希の「TOPPS NOW」発行枚数】
≪1位≫東京開幕シリーズでの大谷翔平、山本由伸投手との記念撮影=99,226枚
≪2位≫契約合意カード=44,849枚
≪3位≫入団会見カード=24,219枚
≪4位≫東京開幕シリーズでの初登板カードー22.456枚
≪5位≫MLB初勝利カード=13,360枚
ボックス、パック商品でも同社は定番ブランドの「HERITAGE」、「BOWMAN」、前述の「SERIES 2」にルーキーカードを封入し、日米で脚光を浴びている。
「TOPPS CHROME」は、特殊加工されたパラレルの「Refractor」が、PANINI社の「Prizm」と並ぶブランドで、MLBだけでなくほかのプロスポーツでも、現在、最もホットなトレカと言える。
昨年の「TOPPS CHROME」のパッケージにはエリー・デラクルーズ内野手(シンシナティ・レッズ)が起用されたほか、大谷も2018年版で起用された。そのシーズンで最も注目されているルーキーが起用される傾向にあると言えるだろう。
ファンやコレクターは「CHROME」をはじめとした佐々木のルーキーカードを集めて、その復帰を待ちたいところだ。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。