ヨーロッパリーグ(EL)決勝が5月21日、スペインのサン・マメスで行われ、トッテナム・ホットスパーFCがマンチェスター・ユナイテッドを1-0で下し、前身のUEFAカップ以来、41年ぶり3度目のEL優勝。2008年にEFLカップで優勝して以来、17年ぶりの主要タイトルで来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権も獲得した。
今季のプレミアリーグでは、調子が上がらない両軍だが、この日は前半から緊張の展開。トッテナムは42分、敵陣左のパペ・サールがニアに鋭いクロスを送ると、反応したブレナン・ジョンソンがルーク・ショーに当たったボールを蹴り込んだ。
追うマンチェスターは58分にレニー・ヨロ、68分にラスモス・ホイルンドにチャンス。だが、いずれもGKグリエルモ・ヴィカーリオ、ミッキー・ファン・デ・フェンにゴールを阻まれた。アディショナルタイムにショーがヘッドを狙ったが、再び、ヴィカーリオがビッグセーブで止め、逃げ切った。
トッテナムの主将ソン・フンミンは試合後「この17年間、誰もできなかったことをやり遂げました。今日がまさにその日です。今日だけは私もトッテナムのレジェンドと言えると思います。いつも夢見てきた瞬間が今日、現実になりました。夢が本当にかないました。私は世界で一番幸せな人間です」と話した。後半22分、投入され、キャプテンマークをつけて最後までプレー。自身の欧州進出以来、15シーズン目にしてのメジャー大会優勝となった。
ソン・フンミンは優勝セレモニーでは、チームを代表してトロフィーを掲げた。トロフィーにキスするシーンをはじめ、TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」がカード化。表彰式の集合写真、アンジェ・ポステコグルー監督、決勝ゴールのジョンソン、守備の要となったファン・デ・フェン、を含め5種類のカードの受注をスタートした。
抽選でカラーバリエーションのパラレルが当たるラッキーカードにくわえ、ジョンソン、集合写真、ポステコグルー監督のカードには試合で使用されたボールを裁断して挟み込んだレリックカードも企画され、ジョンソンのレリックカードにはサインも入ることになった。