UEFAカンファレンスリーグは5月28日、ポーランド・ウロツワフで決勝を行い、チェルシー(イングランド)がベティス(スペイン)に4-1で逆転勝ちし、初優勝を飾った。
カンファレンスリーグは欧州CL、欧州リーグに次ぐ格付けの大会として、2021-22年シーズンからスタート。チェルシーは1971年と98年に現在は廃止されている欧州カップウイナーズ杯、欧州最高峰のチームを決める欧州チャンピオンズリーグ(CL)を2012年と21年、CLに次ぐ格付けの欧州リーグ(旧UEFA杯)を2013年と19年、欧州スーパー杯を1998年と2021年に制覇し、欧州サッカー連盟(UEFA)主催の主要大会を全て制した初めてのクラブとなった。
開始9分、アブデ・エザルズリの先制ゴールでベティスに1点をリードされたが、終盤にチェルシーの猛攻が始まった。後半20分にコール・パーマーのクロスからエンソ・フェルナンデスが頭で決めて同点。同25分にも相手DFをかわしたパーマーからのクロスに、ニコラス・ジャクソンが頭での合わせて、勝ち越しゴールがゴールネットを揺らした。
後半38分にはジェイドン・サンチョが追加点を奪い、後半追加タイムにはカウンターからモイセス・カイセドが右足で勝利を決定づける4点目をあげた。
エンツォ・マレスカ新監督の下で臨んだ今季はプレミアリーグで4位フィニッシュを果たし、来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。また、ECLでも6戦全勝でリーグフェーズを突破。決勝トーナメントも順調に勝ち上がり、決勝に進出した。
UEFAによれば、主催大会優勝回数はレアル・マドリード(スペイン)が最多の26回でACミラン(イタリア)が17回、バルセロナ(スペイン)が14回、リバプール(イングランド)が13回、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)が12回、ユベントス(イタリア)が11回、アヤックス(オランダ)が10回でチェルシーがこれに続く9回で8位となる。2021~22年シーズンから始まった欧州カンファレンスリーグを除く4冠達成クラブはアヤックス、Bミュンヘン、ユベントス、マンチェスターU(イングランド)になる。
TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」では早速、チェルシーのUEFAカンファレンスリーグ制覇を伝えるカードの受注をスタート。表彰式、ゲームMVPにあたる「インクレディブル・プレーヤー」に選出されたパーマー、トレカも人気のサンチョ、5冠を達成したデザインの4種を発売。パーマーのカードにはシリアルナンバー入りのカラーバリエーションにくわえ、試合で使用されたボールを裁断して挟み込んだメモラビリアカードが抽選で当たる「ラッキーヒット」も企画された。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。ボブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。