大谷翔平選手（ロサンゼルス・エンゼルス）の世界初となるスーツ姿のボブルヘッドが登場した。

セイコーウオッチ株式会社（SEIKO）は6月9日から、同社のCMキャラクターである大谷の新CM公開を記念して、ボブルヘッドキャンペーンをスタート。新CMに合わせ、スーツを着こなした大谷がバットを持つボブルヘッドを商品購入者にプレゼントしている。対象は、11万円以上（税込）の「プロスペックス」または「アストロン」の購入者。

これまでも同社では大谷のボブルヘッドを商品購入者にプレゼントするキャンペーンを実施して人気を博しており、今回は4回目になる。同社では「時計購入時ノベルティとして、毎度大好評の大谷翔平選手のボブルヘッドを『世界初』のスーツ姿で制作いたしました！」としている。サイズは高さ約13センチ、横幅約7センチ。

大谷のボブルヘッドはこれまで、球場配布のSGA（Stadium Give Away)を含め、数多くの種類が作られてきた。今季も4月に、エンゼルスタジアムで昨年の1試合13奪三振を記念したボブルが配布された。7月1日には、マイク・トラウト外野手とシティコネクトユニホームを着たコンボボブルが配布される予定で、配布前から話題になっている。

大谷のユニホーム以外のボブルヘッドでは昨年、SGAで配布された映画「スターウォーズ」とのコラボで、人気キャラのオビ・ワン・ケノービに扮した「オータニワン・ケノービ」ボブルがある。

6月12日にはオールスターゲーム（7月12日・セーフコフィールド）のファン投票の中間発表で92万5000票近くを獲得。ア・リーグの指名打者部門でトップに立っただけでなく、ア・リーグ全体でもトップとなった。3年連続3度目の出場は確実だが、ア、ナ各リーグで最多得票を集めた選手は球宴当日にスタメン出場ができる。

さらに、この日の対レンジャーズ戦（グローブライフ・フィールド）では7回に同点19号、延長10回に勝ち越しの20号2ラン。首位レンジャーズを追うエンゼルスにとっては前半戦の大きな山場ともいえる4連戦の初戦を逆転で制した。

このバックスクリーン左への特大の19号がTOPPS社の「Topps Now」でカードになったが、その写真が見事なバットフリップの瞬間をとらえたもの。以前、このトレカジャーナルで紹介した「バットフリップカード」のベストカードに加えたいほどの1枚となった。

グラウンド外でも、グラウンドでも大谷は今季も話題に事欠かない。

Cove（ライター）
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター（自称）。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。