北海道日本ハムファイターズは5月13日から本拠地・エスコンフィールド北海道での5試合を「NEW AGE GAMES produced by SHINJO」と題して開催。新庄剛志監督が昨年に続き、プロデュースした期間中は、指揮官がデザインしたユニホームでプレーしている。

今回、首脳陣、選手が着用するユニホームは、新庄監督がイメージしていた「野球＝ヒーローがカッコいいプレーを見せる」をテーマに制作。指揮官が就任当初から青写真を描いていたデザインが本物のユニフォームになった。「子供たちが喜ぶユニフォームを」との思いを込めて、1ミリ単位の細部にまでこだわり作り上げられた。

配色は、闘争心をイメージした赤色と締め色で黒色という斬新さ。胸元を中心に大胆にプリントされた「V」には、2つの意味がある。「VICTORY」の頭文字と「少しぽっちゃりした選手もスタイルよくなる。目のマジック」と新庄監督ならではのこだわりが見える。

フルネームの背ネーム、ズボンのかかと部分にある背番号、キャップの「F」ロゴの位置など「今までになかった」という唯一無二への強い気持ちも、新庄監督ならでは。「ユニフォームが変わることで気持ちや流れが変わる」と着用するシリーズでの全試合勝利へ、熱いメッセージを刻んだ、という。まるで、戦隊ヒーローのようなユニホームである。

このユニホームで初勝利をあげた5月13日の対千葉ロッテマリーンズ戦から2枚のカードがエポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」で登場した。この2枚は「2試合連続本塁打」の江越大賀外野手と、「エスコンF初完封勝利」の加藤貴之投手。残念ながらこの「戦隊ユニホーム」は18日までの着用だそうで、幻のカードになるかもしれない。ただ、着用期間の勝率が高ければ、また、着用することもあるというものの、勝敗は〇●●〇である。

毎年、恒例になったNPB12球団のスペシャルユニホーム。すでに「EPOCH-ONE」では阪神タイガースと東北楽天ゴールデンイーグルスのスペシャルユニホームをカードにしてきた。期間限定、シーズン限定であることも多く、トレーディングカードになるチャンスも限定される。今年もそんなレアなトレカを見逃してはいけない。

【NPB 2023 12球団スペシャルユニホーム】

阪神タイガース
・ウル虎の夏2023
・伝統の一戦～THE CLASSIC SERIES～
・Family with Tigers Day

読売ジャイアンツ
・3rdユニフォーム
・4thユニフォーム（橙魂ユニフォーム）
・伝統の一戦～THE CLASSIC SERIES～

中日ドラゴンズ
・昇竜ユニ

Cove（ライター）
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター（自称）。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。