Jリーグの年間表彰「Jリーグアウォーズ」が11月7日、都内で行われた。3季ぶり5度目のJ1王者に輝いた横浜F・マリノスのDF岩田智輝が最優秀選手賞(MVP)を初受賞。横浜FMからのMVP選出は史上最多5度目(4人目)。DFの受賞は2006年の田中マルコス闘莉王(浦和)以来4人目。新人王にあたるベストヤングプレーヤー賞には8得点を挙げたパリ五輪世代のFW細谷真大(柏レイソル)が選ばれた。ベストイレブンにはW杯メンバーに選出されたDF谷口彰悟(川崎フロンターレ)らが入った。
昨季、大分トリニータから横浜FMに加わった岩田は今季32試合に出場。チームに欠かせない存在として、出場時間は34試合フル出場のGK高丘陽平に次ぐ2715分を記録した。前半戦はボランチとして、リーグ戦終盤の10試合はセンターバックも務めた。
「僕はプロのキャリアをJ3からスタートさせました。そんな僕がまさか今シーズン、リーグ優勝して年間MVPも受賞するとは思ってもいませんでした。いまでも夢のようです。これまで頑張ってきて本当によかったと思っています。努力が報われました」と25歳の苦労人は笑顔を見せた。
ベストヤングプレーヤー賞には細谷真大が選ばれた。故・工藤壮人さんも背負った背番号「19」を付け、33試合8得点。パリ五輪を目指す世代別日本代表としても躍動した。細谷は「選ばれて素直にうれしく思います。来季は得点王を目指して頑張りたい」と目を輝かせた。
【2022 Jリーグ(J1)アウォーズ 各賞】
☆最優秀選手賞(MVP)
DF岩田智輝(横浜F・マリノス) 初
☆ベストイレブン
GK高丘陽平(横浜F・マリノス)初
DF谷口彰悟(川崎フロンターレ)3年連続4回目(2018、2020~2022)
DF山根視来(川崎フロンターレ)3年連続3回目(2020~2022)
DF岩田智輝(横浜F・マリノス)初
DF小池龍太(横浜F・マリノス)初
MF家長昭博(川崎フロンターレ)3年連続4回目(2018、2020~2022)
MF脇坂泰斗(川崎フロンターレ)2年連続2回目(2021、2022)
MF水沼宏太(横浜F・マリノス)初
FWマルシーニョ(川崎フロンターレ)初
FWエウベル(横浜F・マリノス)初
FWチアゴ・サンタナ(清水エスパルス)初
☆得点王
FWチアゴ・サンタナ(清水エスパルス)27試合14得点
☆ベストヤングプレーヤー賞
FW細谷真大(柏レイソル)33試合8得点
☆最優秀ゴール賞
MF川村拓夢(サンフレッチェ広島)
※9月度月間ベストゴール
エポック社のオンデマンドカード「Epoch One」では、細谷の受賞記念カードを発売。注目を集めている。
トレカジャーナル編集部