大谷翔平投手(MLBロサンゼルス・エンゼルス)が、トレーディングカードのプライスガイドとしてコレクターには欠かせない月刊誌「Beckett Baseball」10月号で、「THE HOT LIST」の第1位に初めて、輝いた。
近代野球ではナンバーワンルーキーカードと呼ばれるマイク・トラウト外野手(ロサンゼルス・エンゼルス)のTOPPS「2011 Topps Update」を超えた。しかも、今回、第1位に選ばれたのは9月号で20位のリスト圏外だった大谷のTOPPS「2018 Bowman Chrome」のレギュラーカードという衝撃。今回は、大谷のルーキーカードでは最も人気が高いTOPPS「2018 Bowman」のレギュラーカードも第4位にランクイン。ベスト10を大谷のルーキーカード6枚が占めた。
9月号のリストでは、大谷のトレカの最上位は8位に入ったTOPPS「2018 Topps Chrome」のレギュラーカードだった。この号で、トラウトのカードは第3位に後退。長期間、不動のトップだったトラウトのルーキーカードの牙城を崩したのはワンダー・フランコ内野手(タンパベイ・レイズ)のTOPPS「2019 Bowman Chrome」のサインカード(第1位)とレギュラーカード(第2位)だった。
「THE HOT LIST」はグレーディング鑑定の評価が大きく影響するオークションなどとは違い、純粋にそのカード自体の市場価格などの人気を証明するもので、大谷のTOPPS「2018 Topps Chrome」のレギュラーカードの市場価格は200ドル~500ドル(2万2000円~5万5000円)と記載されている。
ベーブ・ルース以来の10勝&2ケタ本塁打を狙った9月11日の対ヒューストン・アストロズ戦では先制の44号ソロを放ったものの4回途中で降板。5月以来の2敗目を喫してしまった。前号で1・2フィニッシュを決めたフランコは10月号では圏外へ消えるなど、浮き沈みの激しい「THE HOT LIST」。トラウトの「2011 Topps Update」も、欠場にもかかわらず、第3位から第2位に浮上し、首位奪回を狙っている。大谷のタイトル争いだけでなく、「Beckett Baseball」の次号にも注目だ。
トレカジャーナル編集部